こんにちは、マリッコです。
先日ご相談いただき、施工した「こたつ敷きのサイズを変更する」というミッションを紹介します。
どういうこと???
笑
ミッション
掘りごたつを採用しているお宅なのですが、今年初めて見つけた「ロの字型」のこたつ敷きを購入されました。イメージはこんな感じ。
足回りのサイズはピッタリ、なのですが、こたつの端がカウンターキッチンに接しているので、そこの部分だけ少し長くなってしまっていて。
片方はキッチンから小上がりになっているところに配置されていて、丸まったこたつ敷きのせいで段差が隠れてしまっている状態。
足元が危ないので、どうにかここの部分をスッキリさせられないか、というお話でした。
検討した内容
色々考えて出したアイディアが、
①コの字型にする
②キッチンのステップの幅に合わせて裁断し、ステップにもマットを延長させる
③とりあえずキッチン側の、丸まってしまっている部分だけ裁断する
という感じで、一度は①にする、という話でまとまったのですが、
こたつ敷きがずれる可能性があるので、
出来れば「ロ」のままで残せない?
という希望があり、裁断する長さは長くなるけれども、
④ロの字で残して、1直線に切る
という方法でチャレンジすることにしました。
施工方法
まずはこたつから、こたつ敷きを外します。
同じ長さだけカットしたいので印をつけますが、表面は毛足が長かったので、裏返し、裏の部分に印をつけていきました。
ここでは、「最終的な仕上がりの長さ+5センチ」で印つけをしていきました。
次に、この線に合わせて裁断です。
このこたつ敷きは、
上:フワフワの毛布のような生地
中:ポリエステルの厚い中綿
下:滑り止めの付いた生地
で構成されています。裁断するときには厚かったのでなかなか大変でしたが、まっすぐに裁断していきます。
裁断したら、一番上の生地の端がとてもほつれやすいので、端に「ほつれ止め液」を縫って、ほつれを最小限に抑えます。
垂れやすいので、下に新聞を敷きます。
次に、中綿だけを裁断します。
ここでは5センチほど短くします。(仕上がりの長さになります)
同じように端から5センチに印をつけて切ります。
上下のバイアスでくるんであるところは、丁寧にバイアス部分をリッパーなどで糸を外します。
中綿を裁断したら、下の生地(滑り止めが付いている薄い生地)で、中綿を包むようにして、上の部分で糸で縫い止めます。
綿の手縫い糸で、2本どりでざくざくと縫い進めました。
今度は上の生地を縫う番です。
端が出ないように2つ折りのような形にします。
縫い始めと縫い終わりのところに、縦方向からくるバイアスがあったら、そこは最初に中綿の断面に這わせるようにして仕舞いこみます。
縫い始めは三角に折りました。(お好みで)
中綿の断面部分をすっぽり覆うようにし、下になる部分を巻き付けるように縫っていきます。
少し細めの手縫い糸で、縫い目はあまり目立たないのでざくざくと。
ここも2本どりにしています。
1直線縫ったら完成です。
終わりに
出来上がったものを、再度配置してみます。
すっきり収まりました。
結構な幅の余りが出たのですがきれいな長方形に残せたので、これと同じ方法でマットを作ることも出来ると思います。
もしくは断面に違う布を噛ませてもよいかもしれません。
ミシンが苦でないなら、カバーをつくってしまうとかもアリかと。
以上、万が一こたつ敷きのサイズが大きすぎて困っている人向けの対処法紹介でした。
需要あるかな。