こんにちは、マリッコです。
今年の夏はお祭りも花火もなく、本当だったら新調するはずだった甚平もスルーされたまま過ぎていこうとしていました。
ところが、以前に義実家から大量にもらってきていた着物や反物の中に、どうやら男性用の浴衣生地と思わしき布を発見。
今度、一度着物生地の洗い張りをしてみようと思っているのですが、ここで一度練習してみようと思って庭で洗ってみました。
用意したもの
・ベビー用ビニールプール
・おしゃれ着用洗剤
・豚毛のボディブラシ(ダイソーの200円商品)
・ビニールシート
・強力グリップのハンガー
洗う
こんな状態で、畳まれて糸が渡っている状態で発掘されました。
経験上、これは着物だったものを解いて洗い張りをしたあとに、そのまま畳まれているパターン。
ビニールプールにお水とエマールを溶かして、バラバラにした状態の生地を沈めます。
十分に浸したら、プールの隣に広げたビニールシートに少しずつ出します。
豚毛のボディブラシで洗っていきます。
一応、片側を洗ったら、ひっくり返してもう片側も、というようにして洗いました。
洗ったものはビニールシートの右端に置いておきました。
使っているのは、ダイソーの豚毛のボディブラシです。
これは取っ手の部分が外れます。
実際に洗い張りをしている方のブログなどを見ていると、このようなブラシを使っていることが多いように見受けられたので、簡単に手に入るもので代用してみました。
びっくりするくらいに色落ちしています。
そして保存臭がすごい。
室内のお風呂でやらなかったのは、この匂いと色落ちが予想されたからです。
何度かすすぎます。
だいぶすっきりしました。
干す
軽く絞ったら干します。
本当だったら1枚の長い状態のものをグリップ力の強いハンガーで、端から端まで渡すような感じで干したかったのですが、今回は断片的なものが多いのでピンチハンガーとグリップハンガーの2本立てで。
極力、風通しの良い日陰で干すようにします。
アイロンをかける
乾いたら取り込んで、アイロンをかけます。
畳むと同じ形になってしまうので、分かるようならどこの部分の生地なのかを書いておくとよいとおもいます。
(一番大きいのが身頃で2枚、次に大きいのが袖2枚、あとは細長いのが衿、他はおくみとかだと思います。そもそもこれが浴衣だったのかもわかりませんけどね)
終わりに
洗い張りしてあったはいいけれど、次に仕立てる予定もなくタンスの肥やしになっていたと思われる布の救出でした。
この生地は洗っても縮んだりしにくい生地でしたが、絞りが入っているようなものだと恐ろしく縮むと思うので、同じような浴衣生地でもお気を付けください。
おそらく、50年以上前に亡くなった夫の祖父の持ち物だったと思います。これは息子の浴衣にしてみようと思います。