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【にじいろのきもの】絹のリボンを精練する

こんにちは,マリッコです。
更新されずとも,実は地味に作業が進んでいる娘7歳七五三のための「にじいろのきもの」。

反物を虹色に染め,

下絵を付けて,

模様はリボン刺繍で付ける,という段階まで来ているのですが,まずは枝葉の緑の部分を刺繍してみて気が付いたんですね。

リボン,めっちゃ使うね???

いわゆるリボン刺繍でよく使われているのは,泣く子も黙る名門,木馬社のエンブロイダリーリボン。

実際,一通りの色をまずメルカリで入手してみて,なるほどなるほどこんな感じね,と思っていたのですが,一巻き5mのリボンなんてこの反物の広さに対して,焼け石に水にしかならないではないですか。
しかも王道といわれる3.5mm幅のリボンでは,大きなお花を作るにはあまりにかぼそすぎて,グルグルが目立つ目立つ。
これはもう1段階上の7mm幅のリボンに手を出すべきか,と思いましたが,幅が広くなればそれだけ単価が高くなるし,一体どのくらいの量のリボンが必要になるのか見当もつきません。

ちなみに,お花は何色がいいのでしょうか

薄いピンクと水色と薄い紫と薄い黄色と,少し濃いピンクと…

海外のリボン刺繍の本を見ていたら,「手染めのシルクリボン」という表記を発見したこともあり,これはもう生成のリボンを手に入れることも視野にいれたほうがよいのかもしれない,と思いネットを探していると,たまたまヤフオクで見つけました。

国産正絹リボン7mm幅300m。

300m。

それでも送料を入れても3000円弱。
反物を染めたときに残ったみやこ染めもまだ十分にあるので,夏休みということもあり,娘本人に染めさせる計画を立てました。

 

商品のなかで気になる文言となったのが,「精練をお勧めします」というフレーズ。
精練…いわゆる「練り」ってやつですかね…???
そこでまたマリッコの実験が始まったのです。

 

 

絹の精練に必要なもの

以前,義実家からもらった浜ちりめんの白生地を,業者さんに精練をお願いしたことがありました。

それはそれは白くなりびっくりしましたが,今回は反物ではありません。
ネットで調べてみると,綛の状態の生糸?を精練する方法を紹介してくださっているページにたどり着きました。
そこで必要なものを知ることになります。

・無水炭酸ソーダ
・マルセル石鹸
・練りモノゲン
・水

化学はやばかったのよ成績が…

無水炭酸ソーダは,いわゆる市井のドラッグストアでは見当たらなかったので,amazonで調達。

誠和 SEIWA ソーダ灰 大 1kg入 SWA37372
紺屋藍の溶解剤/反応染料の固着、木綿の精練に使用します。 【使い方】 紺屋藍: ハイドロコンクと併用して藍液5ℓに対して100gの割合で使用します。 反応染料の浸染: 無水芒硝と併用します: Fカラーは水1ℓに対してソーダ灰5gをお湯で溶き、染料液の中に入れて使用します。Rカラーは水1ℓに対してソーダ灰20gをお湯で溶

そして,意外と難儀したのが「マルセル石鹸」。
検索してみたのですが…

ミヨシマルセルせっけん140Gx5P
「ミヨシマルセルせっけん140g*5個入」は、しつこい汚れやドロ汚れをパワフルに落とす洗濯用固型せっけん。天然油脂を使用しました。蛍光剤は入っていません。

えっ,高くない???

実は昔ながらのマルセル石鹸,現在生産終了につき価格高騰中なのだそうです。
我が家でよく使っているウタマロ石鹸では,どうやら成分が多少違いそうな感じで暗雲が立ち込めてきます。
マルセル石鹸の成分は,純石鹸分とアルカリ剤(ケイ酸塩)。
同じような成分のものを探してみると,見つけました,資生堂の洗濯石鹸「花椿」

花椿 洗濯石鹸 3コ
衣類の部分よごれをきれいに落とす、洗剤衣類用(固形)です。落ちにくいエリ・袖口、靴下などの部分洗いに適しています。

たっか!これも生産終了してるんじゃない

これは困った困った。
ただ,そもそもマルセル石鹸とは何ぞや?と調べていると,どうやら「マルセイユ石鹸」がネーミングの由来だそうで,いろいろ説はありますが,高級石鹸の代名詞のイメージをそのまま拝借してブランドイメージを高めた部分があることがわかってきました。
マルセイユ石鹸といえば,成分にオリーブ油を使うことを厳しく命令されてきた(現在ではそうではないそうですが)石鹸。

ん?オリーブ???

これは虹色に染める前の反物。「浜オリーブ練」の文字が見えます。
これ,精練するときに,オリーブ石鹸を使用している証なのだそうです。

え,じゃあいわゆるマルセイユ石鹸でオリーブが入っているやつでいいや

ということで,実はわれらがダイソーで取り扱いをしている「マルセイユ石鹸」,実はれっきとしたマルセイユ石鹸の老舗メーカーが作っているものであると知り,さっそく入手。

練りモノゲンなるものは,中性洗剤で代用OKとのことなので,おうちにあるもので何とかします。

自宅で絹の精練をしてみる

ちなみに,果たして本当にこの工程を経ても当該絹のリボンが精練された状態になっているのかは定かではありませんので,ご承知おきください。

まずは,綛の状態になっているリボンが十分にはいる大きさの袋を,綿の生地で自作します。

袋にリボンを入れて,綛の状態をキープするように,荷造り用の紐で先をくくって縛って…

袋の中で動きすぎないように,わっかの部分を縫い留めておきます。ざくざくと。

綛を縛った荷造りテープで,袋の口も縛ります。

精練用の液体を作ります。
大鍋は,染物用に義実家から取り寄せました。

必要量は,すべて精練するものの重さに対して
・無水炭酸ソーダ 3%
・石鹸 7%
・中性洗剤 3%
・水 精練するものの20倍
とのことだったので,それをお鍋に入れてゆきます。

加熱し,90度くらいになったら,袋のままの絹のリボンを沈めます。

静かに煮てゆきます。温度は90度くらいをキープとありましたが,温度計がないので,ぐつぐつ煮たたない程度にしてゆきました。
その状態でたまに混ぜたりして,40分後…

液体の色が変わってるー

最終的に,50分後くらいに引き上げました。
袋のまま絞ります。

このあと,袋から出して,無水炭酸ソーダを1~2%で溶かしたお湯で洗います。
50度くらい?

何度かすすぎ,最後には少量の酢を入れると成分が中和されてよいそうです。

軽く脱水をかけて,乾かしました。
最終的には綛がごちゃごちゃになってしまったので,ここは反省点です。

次の段階で様々な色に染める計画があるので,とりあえず5mずつに分けてまとめていきました。

たっぷり染められるわ(白目)

終わりに

ということで,にじいろのきものを製作するにあたっての,リボン刺繍をするためのリボンを染めるための前段階である精練に手を出したお話でした。
さて,こんなに回り道をして,本当に無事に七五三は迎えられるのでしょうか。

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