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【お知らせ】2025年春を目処に本ブログを閉鎖します。詳しくは最新記事をご覧ください。
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抗菌・抗ウイルス生地クレンゼ®で作る 給食用エプロン

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こんにちは,マリッコです。
先日,学年の上がった息子用に,給食のエプロンを新調しました。
配膳だけではなく,食事の時にも付けっぱなしになるので,なかなか損傷の激しいエプロン。
基本的には以前に紹介しているフリルエプロンなのですが,今回はサイズを2サイズ程度UPさせています。
また,エプロンにふさわしい感じの素材はないものか,と色々既成のものを検索していた結果に見つけた「クレンゼ®」という素材についても紹介します。

給食着に使う素材「クレンゼ®」とは

前述のとおり,白衣やら医療用の服の素材を検索していたマリッコ,ついに素人にも手に入れられる,そしてそこそこ値段もお優しい生地を発見したのです。それが「クレンゼ®」。

綿とポリエステルの混紡で,しわになりにくく(重要),ハリもありそうで抗菌。
あわよくば毎日交換することになったランチクロスもそれで作りたいという気持ちもあり,合計で2m注文しました。

実際に使ってみると,薄いけれども予想通りの扱いやすさで大満足,これからも使いたい質感です。

裁断サイズと必要なもの

今回は,学校指定はないものの,学校用品御用達の近所の百貨店で唯一取り扱いのあるエプロンのためにほぼ指定扱いとされているこちらのエプロン↓

以前,これをベースに使って裾にフリルを付けたり,小さくなったドレスを貼り付けるようにしてサイズアップを図るための土台にしたりと大層使わせていただいているデザインなのですが,今回は以前に作った120サイズではなく,少し大きめで制服の汚れもカバーできるように一気に150㎝サイズ相当までサイズを変えてみました。
基本的には,120のサイズの型紙を1.1倍したのみです。
(すべて縫い代込み)

①前あて(1枚)
 縦21㎝×横30㎝

②スカート部分(1枚)
 縦45㎝,横30㎝で,縦の部分を「わ」にして1枚。
 画像の中にも書きましたが,裾をカーブにすると三つ折りが大変なので直角にした方が扱いやすいと思います。もしくはバイアステープで端をくるんで処理するとか…

③ポケット(1枚)
 縦22㎝×横17㎝

④首紐(1枚)
 縦6㎝×横52㎝
⑤ウエストベルト
 縦10㎝×横61㎝
⑥腰ひも
 縦8㎝×横27㎝

縫製

スカート部分

まずはスカート部分にポケットを付けておきます。
ポケット生地の上になる部分を1㎝→1㎝の三つ折りにしてアイロンをかけ,端を縫い合わせておきます。

次に,サイドの部分と,底になる部分をそれぞれ1㎝ずつ折ってアイロンをかけて…

スカート部分に縫い付けます。
入れ口は力のかかる部分なので,三角になるように縫っています。

右側になる部分に付けました
ここが三角になっています

スカート部分にタックを取ります。
スカートの上の中央部分から(下の画像参照ください)
①6㎝のところ ②8㎝のところ ③12㎝のところ ④14㎝のところ
にそれぞれ印をつけます。

そして,①と②,③と④の印をそれぞれ合わせて待ち針で留めます。
向きは,中央から見て外向きになるようなヒダで。
反対方向も同じようにタックを取って,そこの部分はミシンで縫い止めます。

スカート部分の両サイドと裾の部分を,1㎝→1㎝の三つ折りにしてアイロンをかけ,縫います。
(マリッコはここでこの工程を忘れて,あとで大変なことになりました)

カーブが揺れ揺れで大変だったので,直線にすればよかったな,と心の底から思いました。
カーブを三つ折りにするときにはいろいろなやり方があるようなので,検索してください。

前あて部分

前あて部分は,サイド(脇)になる部分を,まずアイロンで1.5㎝に折ってから…

今,折った線を目印に半分に折り込んで,0.7㎝程度の三つ折りにします。

ミシンをかけます。反対側も同様です。

首紐を作ります。
縦の上下を1㎝ずつアイロンで折ったら,中央も折ります。

端にミシンをかけます。
40㎝の長さのゴムひもを用意して,中に通します。

通したら,最初と最後をミシンで縫い止めておきます。

前あて部分に首紐を付けます。
前あての上の部分を,1㎝→2㎝の三つ折りになるようにアイロンをかけます。


上の部分を折った状態で,首紐の縫い目の部分がそれぞれ外側を向くように配置します。
紐の先端は,三つ折りにしてある上の部分に挟んでいる感じです。

この状態で,首紐を挟んだまま,三つ折りの下の部分を縫い合わせます。

首紐を,出来上がりと同じように起こします。

今度は,上の部分(「わ」になった部分)を縫います。

首紐が付きました。

ウエストベルトを付ける

ウエストベルトを,上下1㎝ずつアイロンで折った後に,中央も折ってアイロンをかけます。

前あての下部分の中央と,ウエストベルトの中央を画像のように合わせます。

前あての端から0.5㎝程度のところにミシンをかけます。

ウエストベルトの中央のアイロンの線を,線の通りに折ります。
この時,前あて部分は縫い代が谷折りになるように起こします。

下の画像の赤い線の部分を,押さえるようにミシンで縫い合わせておきます。

仕上げ

合体させていきます。
下の画像のようにパーツを配置し,ウエストベルトの端とスカートの端を合わせるようにして待ち針で留めます。
ここを縫い代1㎝で縫い合わせます。

腰ひもを作ります。
片方の端だけ外に出てしまうので1か所だけ端を処理しておきます。
端を1㎝の三つ折りにしてミシンで縫い止めたら(下の画像①)
首紐のときと同じように,上下に1㎝ずつ折ってから中央も折り(同②),
端を縫い合わせておきます(同③)。
③のときには,折った部分にだけミシンをかけます。

17㎝のゴムを用意し,中に通したら,ミシンで端を留めておきます。

ウエストベルトに腰ひもを取り付けます。
端を折り込んだウエストベルトの,折ってある線の中央のラインから下の部分に,腰ひもの「端を処理していない方」の先端を置いて,仮止めします。

このまま,ウエストベルトの下の部分を縫い合わせていきます。
ウエストベルトの反対側の端も折り込んだ状態で縫い合わせます。

最後に,ウエストベルトと腰ひもにそれぞれファスナーテープを縫い付けて完成です。

ウエストベルトのほうにファスナーテープの固い面を,腰ひものほうにフワフワの面を縫い付けました

終わりに

120サイズのトルソーに着せてみましたが,さすがにぶかぶかです。
実際に学校で着ていますが,なんとも文句も出ないので大丈夫なのでしょう。。。

洗濯してみてもまったく問題なく,しわも付きにくく満足しています。
使いやすくてお勧めです。

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