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【お知らせ】2025年春を目処に本ブログを閉鎖します。詳しくは最新記事をご覧ください。
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130cmサイズ ピアノの発表会用のドレスを作る

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こんにちは,マリッコです。
始めて半年弱のピアノで果敢にも発表会に参加することになった小2の娘。
思った以上に素敵な曲を戴き,練習にも力が入ります。
母としてはそんな大舞台に…とドキドキですが,出ると決めた以上応援します。
七五三の時以来の鬼監督が再登場です。

準備

今回は,長い距離の布を染めてみたいと兼ねてから言っていた娘の要望を受け入れることと,手持ちの白生地を消費するため,メインは着物用の反物で作ることにしました。
反物の幅はだいたい37~38cm程度なので,横に3枚繋げて幅を出すことにします。
染めの段階のエピソードは,失敗談も含めてこちら。

今回は,「発表会のための少女の服」より,上半分とリボンの感じはシャンブレーのドレスから,スカート部分はオーガンジーを重ねて,という監督の御指示がありました。

ちなみにシャンブレーのドレスはこちら。

首と袖のポツポツがかわいい。  

型紙起こし・裁断

この本は,実物大の型紙が付いているわけではなく,原型から型紙を起こすタイプの本で,マリッコがまだつま先しか足を踏み入れていない領域になります。
苦手意識を克服するために頑張るぞー!

まずは原型を写して,指示の通りに実線を引きます。

切り出します。スカート部分も同様に。

横幅が狭いので,反物の生地は横に3枚繋ぎ合わせました。
今回はすべてロックミシンを使っています。
ちなみに今回のドレス,サブ目標があり「ロックミシンと仲良くなろう」です。

スカート部分を縫い合わせました。
こちらは最初の染色では足りないことが分かり,急遽追加で染めた分です。
オーガンジーの生地に隠れてしまう分なので,多少の粗は目をつぶりました。
実際,生地が古かったのか端の部分の変色が目立ちます。

印をつけて裁断していきます。

前後のスカートを切り出しました。
ここでよく分からなかったのが,本では,スカート生地の中心に,型紙のスカートの脇が来ている表示になっていたこと…何だろうどこか足すのかな…??と思いながら,よく分からないし結局はギャザーをめちゃめちゃ寄せるので,型紙を折り返して広げた部分を描き入れて裁断しました。
(なんのこっちゃ)

上半身の前身頃には細いタックを縫うので,上下に印をつけました。

拡大したところ。山折りになるところ,谷折りになるところ,分からなくならないように色を変えています。(何故なら一回分からなくなってしまったから)

割と細かい縫い目で縫いました。縫い幅は2mm。
布地が下糸の穴に入り込んでしまうので,下にクッキングペーパーを敷いて一緒に縫いました。

全部で6本縫いました。
アイロンで整えます。

裏地は,静電気防止のために綿ローンを使います。
実は上半身の生地もこれにしていましたが,あまりに薄くて透けが心配だったので,上だけはいわゆる裏地生地を使用しています。

表のスカートに重ねるオーガンジーは,本の中の長さを参考にしました。

接着芯やら伸び止めテープやらを貼っていきます。
薄目の接着芯を選びました。

下準備はこんな感じです。
今年に夏は暑かったのであまり布を触る気になれず,型紙起こしからここまで来るのに1か月近くかけてしまいました。

縫製

ここからミシンを本格的に使っていきます。
まずは,娘が一目ぼれした首と袖ぐりのポツポツを付けていきます。
本当は本にあった通りMOKUBAのものがよかったのですが,本自体が結構古いせいか見つけることが出来ず,代替品を監督自ら見つけています。

ポツポツ縫えました。
裏地と合わせて,脇やらを縫い合わせていきます。

スカート部分のスラッシュあきを作りました。
本の指示ではよく分からなかったので,何となく辻褄を合わせることにして対処しました。

ロックミシンと仲良くなろう①
裾の部分を巻きロックにしました。
ちなみにロックミシンが我が家にやってきた経緯はこちらで…

もう4年になるのに,今まで端の処理にしか使ってなくてごめんなさいっていう気持ち

この巻きロックをするためには特別なミシン糸が必要で,色のバリエーションがこのあたりではなかなかなかったのでネットを使いました。
三つ折りにしてミシンをかけていくよりもスカート自体の長さを保てるし,仕上がりもきれいなので良かったです。ただただひらすら端を巻き込みながら縫っていくので時間はかかりました。

オーバースカートも。縫い合わせた部分は目立つので,極力布の端が出ないように袋縫いにしました。

こちらも裾は巻きロック。
薄い生地なので,本体のスカートとは少し糸調子を変えました。

ギャザーを寄せます。
こちらも「ロックミシンと仲良くなろう②」で,通常であれば大きい針目で2本平行にミシンをかけ,両端の糸を少しずつ寄せていくという感じでギャザーを寄せます。が,それって長い距離を2回も縫うのも面倒だし,うっかり交差とかしちゃうと絡まっちゃうし(私だけ…?),糸が途中で切れたらまたやり直しだし,と地味にストレスの多い作業。
ところが,ロックミシンだと1回縫って決まった糸を引けばうまくギャザーが寄るんですって!

どこをどうやって,とか,設定の部分に関しては先人たちが色々残してくださっているので検索してみてください。
キューっとバランスよくギャザーを寄せます。
上半分のウエスト部分が70cmなので,スカート部分もそれに合わせます。

スカート部分の本体表と裏も合わせます。

こちらも2枚一緒にギャザーを寄せます。
水で少し濡らして,アイロンで縫い目を押さえます。

スカートの上下を合わせます。
まずはオーバースカートから。

本体も。

本ではボタンホールを付けてくるみボタンで…というように後ろを留めていましたが,最近マリッコのミシンはボタンホールイヤイヤ期のようでうまくいかないので,後ろはスナップを全部縫い付けました。

飾りつけ

さて,デザインの肝となるリボンなのですが,最初は本のようにリボンを用意しました。

が。実際に出来てみたドレスに合わせてみると色合いにちょっと不満が残る監督。

ちょっと緑っぽいんだよねドレスが。

ということで急遽リボンを作り替えることにしました。
ひょんなことから手に取ったリボンの本があり…

これに載っていた「プロムドレスのリボン」というのがとっても素敵で。
娘がチョイスしたグラデーションのリボンで作ってみることにしました。

終わりに

最終的に出来上がったのがこちら。

出来た出来た。
監督おはよう!!
着てみてよ!!

く…!!首が回らない!!!

え!?久しぶりにまた寝違え!?

まさかの寝違えで,試着は先延ばしになりましたが,後日着せてみたら丁度良い感じでした。
さて,当日上手に弾けると良いけれど…!
母は無駄に緊張します。

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