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フルートケースカバーの試作

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こんにちは,マリッコです。
お友達ママから,こんなお問い合わせがありました。

フルートケースカバーって

作れると思う???

フルートケースカバーとは????

なんでも,ママが昔自分で使っていたフルートを娘さんが引き継ぎ,レッスンを受けているという素敵すぎるお話なのですが,ケースを持ち運びするためのバッグにガタが来てしまい,というお悩み。
市販品を見てみたものの…

意外と高い?

作れるのでは?

と思ったそうなのですが,いざ作り方を探してみても良さそうなものが見つからず,相談をしてくれたというわけで。
そもそもフルートケースカバーなるものを今回初めて知ったマリッコ。型紙から作ってみることにしました。

構想

色々なフルートケースカバーを見てみたところ,どうやら楽器自体を縦に持つリュックタイプもあれば,手提げタイプで横に運ぶものもあり,様々な様子。
レッスンに行くときには手に楽譜を入れたレッスンバッグを持っているので,できればショルダー状になったほうが使いやすい,とのことだったので,オーソドックスな手提げタイプにショルダーのカンを付けられるようにします。
更に,サイドにポケットを付けたらお手入れグッズも入れられるかな,と思ったので,外付けのポケットも。
形としては,横長ボストンのようなイメージ。
楽器を出し入れしやすいように,ファスナーはガバッと開くようにしたいですね。
縦14cm,横42cm,マチ7cmくらいになるように仕上げたく,型紙を起こしてみることにしました。

型紙と材料

色々な作り方を参考にしてみましたが,パーツが少なめでシンプルに作れるように,本体は表地も裏地も1枚で終わるようにしました。

直線のみ,左右対称,縫い代込み,拡大して数字読めるかな???

材料としては

・表布
・裏布
・ファスナー
・ポケット用内布
・持ち手

くらいです。
持ち手は,付け根の部分が見えてしまう仕様なので,市販のものを使ってもよいと思います。

裁断

裁断です。
型紙の通りに,表布,裏布をそれぞれ1枚ずつ切り出します。
裏布は,楽器を保護するために,キルティングやボアのような厚めのもののほうがいいのかもしれません。

表布
裏布

このほかに,ショルダーカンを付けるためのタブを,6cm×6cmで2枚。

試作なので,持ち手も共布で。
これは幅10cm×長さ40cmで2枚。(できあがりの幅は2.5cm)

外につけるポケット用の内布は,縦15cm×横40cmを2枚。

作り方

外ポケットを作る

外ポケットから作っていきます。
表布とポケットの布を中表にして置きます。
ファスナー取り付け位置の2cmくらい上に,ポケットの布の上端が来るように置いたら待ち針で仮止めします。

ファスナーが来る位置の周りを,ぐるっと一周ミシンで縫います。
内布の上の端から2cm下のところを,幅が1.5cm,横はファスナーの長さ+1cmになるくらいに。

ファスナー位置を切って開きます。
端はYの形になるように。こうすると次の工程できれいに処理ができます。

ここはロータリーカッターを使うとすっきりいきます。

ポケットの布を,この穴に入れ込みます。
そうすると,このような感じで口が開いています。
アイロンで整えます。

この穴に合わせて,ファスナーを縫い付けます。
口のところにぐるりと。

後ろから見るとこんな感じになっています。
余分なファスナーは切り落とします。

もう1枚のポケット用の布を,中表になるように重ねます。

ポケットの布同士を,縫い代1cmで4辺すべて縫い合わせます。

これで,外ポケットができました。

持ち手を付ける

今回は試作なので,持ち手も共布で作ります。
付け根のところが表に出てしまう仕様なので,持ち手の端もきれいに処理をしたほうがよいと思います。
(今回は,最初は付け根が表地と裏地の間に入るイメージでいたのですが,そうはならなかったため,急遽端を無理やり中に入れる方法をとりました。下の画像は何も処理をしていない状態です)

表布の上端の,中央からそれぞれ10cmのところに持ち手を配置してみました。
上から4cmのところに持ち手の根元が来るように縫い付けます。
※ここでは,根元のところだけ縫い付けます。
反対側も同様に。

ファスナーを付ける

表布とファスナーを中表にして,端同士を縫い代0.5cmで縫い合わせます。

この状態で,裏布を,ウラを上にして表布と重なるように置きます。

先ほど,表布とファスナーを縫い合わせた個所に,裏布を乗せた状態で,この3つを縫い代1cmで縫い合わせます。

この状態で,ひっくり返すとこんな感じです。

縫い合わせところを,アイロンで開きます。

整えます。

信じられないくらいピンボケしていますが,ファスナーを挟んで縫い合わされた表布と裏布を,ファスナーのキワを抑えるようにステッチをかけます。

今度は,もう片方を折り上げて,表布とファスナーを同じように縫い代0.5cmで縫い合わせます。

裏地も,中表にして,ファスナーの端と布の端を合わせるように折ります。

縫い代1cmで縫い合わせます。

先ほどと同じように,アイロンで縫い代を開き,整えて,ファスナーのキワにステッチをかけます。
両方とも出来ました。

タブを作る

ショルダーカンを付けるためのタブです。
端を1cmずつ折って…

更に真ん中で折ります。

両端にステッチ。
同じものを2個作ります。

タブをミシンで仮止めします。
表布のマチに当たる部分に,下の画像のように縫い代0.5cmで。
反対側も同様に。

ここに,ファスナーの部分を重ねて置きます。
ずれないように簡単に縫い留めておきます。

縫い合わせ

最後の縫い合わせです。
マチを作っていきます。
表布と裏布が,それぞれ重なるように置きます。

表布と裏布を合わせて…

縫い代1cmで縫い合わせます。
反対側も同様に。

マチを開きます。
まずは表布のマチを開いて…

裏布もマチを開いたら,対応する表布と合わせて,

表布と裏布を一緒に縫い合わせます。

マチはみんな同じように対応していきますが,最後の1カ所だけは縫い合わせは表布のマチのみ,裏布のマチは縫わずに空けておきます。
ここが返し口になります。

この返し口から,表に返します。
最後に,忘れずにこの返し口を縫い閉じます。

完成です。

終わりに

出来上がったものがこちら。

外ポケット
タブ

実はなかなか依頼主のママに会えず,果たしてこれでフルートケースカバーとしての役目を果たせるのかがまだわからずにいます…笑
サイズとしては,市販のものを参考にしているのでおそらく大丈夫だとは思うのですが,持ち手の位置や外ポケットの大きさ,ショルダーの感じなどはアレンジが効くのでは,と思っています。

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