こんにちは,マリッコです。
実は先日,平成元年以来となるショートヘアにしました。
自分の七五三以来
恐ろしいくせ毛と毛量と太さのため,高校生の時から絶えず縮毛矯正をかけてきたのですが,ここ数年は毛質の変化のためかうまくかからなくなり,お金も時間もかかるという苦行だけが残っていました。
もう縮毛矯正も限界かな
色々検索して縮毛矯正を卒業する決意をし,決行してみたので,その経緯と,ショートにしてから役に立っているナイトキャップの作り方を紹介していきます。
縮毛矯正の止め方と,美容室の選び方
ひたすら「縮毛矯正 やめたい」で検索をかけていたところ,縛らずに何とかするにはショートがお勧め,という情報にたどり着いたのですが…
絶対にチリチリのキノコになるじゃん
本当に大丈夫なの???
とにかく成功させるためには,縮毛矯正がかかっているところとかかっていないところが共存しないように,かかっていないところを出来るだけ伸ばすようにすることがポイント,というくせ毛専門を標榜する美容室の方の意見を取り入れ,8か月くらいひたすら伸ばしていました。
(そもそも最後に切った時にも,「重さで落ち着かせるために,無駄に梳きません」と言われて結構な長さだったんですが)
1本に縛っていても顔周りをほわほわ漂うアホ毛を,相棒のマトメージュで撫でつけながら
「梳きばさみを極力使わない」「くせ毛や量にお困りの方」と魅惑の言葉を並べる美容室を隣町に発見し,ようやくお弁当持ちになった娘を幼稚園に送り届けてた午前中に断髪をお願いにいきました。
かくかくしかじかでここにたどり着いたのですが,
私のこのアタマでもなんとかショートにできますかね
(美容師さん)
くせの様子を見ながらやってみますね,
たぶん大丈夫だと思いますよ。
聞いたことのない場所からハサミの音が聞こえ,でももうこの人に任せようと覚悟を決めて1時間。
最終的に,人が1人倒れているのでは,と思うくらいに椅子の下にはマリッコの髪で出来た山がそびえたのです。
信じられないくらい軽い
内側の部分の癖が強めなので,
乾かす時にここを気を付ければスタイリング剤を付けるだけで大丈夫だと思います
ということで,似合うか似合わないかは別として,とんでもなく頭が軽くなったマリッコ。
帰宅してシャンプーしてみるとあまりの簡単さに拍子抜けです。
それでも,翌朝のスタイリングはどうにかこうにか簡単に済ませたい,もう縛れないし極力寝癖はつかないようにしたい,そう思い,少し前に話題になったナイトキャップを作ってみることにしました。
ナイトキャップ,想定する形
いわゆるナイトキャップで想像するのは,王道のこの形。
赤ずきんちゃんのおばあちゃんみたいな。
でも,あまりフリフリはお好みではないので他の形を探します。
以前に作ったタオルキャップや,手ぬぐい帽子のようなものも考えたのですが…
あまりおでこにゴムの跡が付きそうなものは避けたい…
ただでさえお顔の枕の跡が取れにくくなってくるお年頃
ニットキャップほどペタッとせず,眠る時にもあまり邪魔になりにくいもの,と考え,ターバンキャップのような形がいいのでは,と思いいたりました。
いわゆる,ケア帽子とか,医療用帽子のようなカテゴリーのもの。
エコバッグで便利な「シュパット」のように,本体部分を蛇腹にしてみてはどうかな,と思いつつ構想していきました。
素材には我が家にやたらある着物の生地「正絹(シルク)」を活用していきます!
ナイトキャップの材料
・本体用生地(今回は正絹)縦72cm×横50cmになるように,足りなければこのくらいの大きさになるように繋ぎ合わせて
・ゴム部分をカバーする生地(今回はコットンでグレーのもの)
・2cm幅程度のゴム
作り方
本体用の生地を,縦72cm,横50cm程度になるように切ります。
着物の生地は幅がだいたい37㎝程度なので,50cmに裁断した生地2枚を縫い合わせて1枚にしました。
50㎝の辺を,1cm内側に折ってアイロン。
さらに,ここを5㎝の折り返しになるように折って,端にミシンをかけます。
ここから蛇腹に折っていきます。
オモテになるほうを上にして,最初はヤマ折りになるように折っていきます。
任意の幅で良いと思います。意外と生地にハリがあるので7㎝くらいの幅になってしまいました。
アイロンを使いながら折っていくとスムーズに形になってくれます。
下の画像が端まで折ったところ。最後の部分はきれいに入っても入らなくても良しとします。
両脇を縫い代1cm程度で縫い合わせておきます。
この時に,縦の幅を確認しておきます。
今回は9cmになっていました。
ここで,この鉢巻の状態で頭に巻いてみます。
端から端まで巻いてみて,足りない長さを確認してみます。
アタマがやたら大きいマリッコは,この時点で14㎝足りませんでした。
これを基に,ゴム部分のパーツの裁断を行います。
縦=本体の縦×2+縫い代2cmなので,9cm×2+2cm=20cm
横=足りない長さ+縫い代3cm+伸びしろ5cmなので,14cm+3cm+5cm=22cm
中表にして,上下を縫い代1cmで縫い合わせます。
両脇を1cmで折って,アイロンで癖付けします。(まだ縫いません)
表に返して,真ん中に縫い目を入れます。
ゴムを2本入れるためです。
上下にゴムを入れます。
今回は,足りなかった分が14cmだったので,伸びる分を2cmみて,12cmのゴムを入れることにしました。
ゴムは両端を縫い止めておきます。
ゴム部分に,本体の端を挟んで,縫い合わせます。
輪っかになるようにします。
力がかかりそうな部分なので,□に縫い合わせました。
これで完成です。
被るときには,ゴム部分が首の付け根になるように被り,蛇腹の先の部分を入れ込むようにするときれいにかぶれます。
自分サイズなので,きつくないし,ゴムの跡もつきません。
終わりに
何日か使用してみて思ったことは,ドライヤーで完全に乾かしてから,そのあとすぐにかぶるようにすると翌朝が楽なような気がします。
ドライヤーから眠るまでに少し時間があくと,髪の毛の乾燥が余計に進んで,ナイトキャップでは対応しきれない感じがします。
ドライヤーの時に使用しているオイルはこれ。
朝にはだいぶ落ち着いているので,美容室でそのまま買ってきたスタイリング剤を揉みこむだけです。
残念ながらビフォーアフターの写真は
載せられませんが
説得力なし