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【にじいろのきもの】7歳 あわせきものを作る

こんにちは,マリッコです。
何とか刺繍が終わったにじいろのきもの,ようやく縫製と相成りました。

あわせきものを作るのは,娘が3歳の七五三を行ったとき以来です。
相棒はおなじみ「はじめてでも縫えるこどものきもの」

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そして,今回とは全く関係なく,大人用の道行を作ろうと血迷った今年の卒園入学シーズンに手に入れた野村和裁の野村辰雄さん著の「上手に縫える着物の仕立て方」

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この2冊を見比べながら,わからないところは勢いで縫い進めました。

裁断,印付け

表に関しては,一度この通りに裁断して仮縫いをしたうえで刺繍の下絵を移しているので,今回は基本裏地のみです。
ただ,衿に関しては,衿付け寸法がこの時点で不安だったので,最後の最後に衿を付ける直前に衿を付ける部分の長さを直接測って裁断しました。

裾回しは,本当は共八掛で表と同じ生地にしようと思っていたのですが,微妙に足りなかったので前に解いておいた色無地の表地で。

胴裏は,仕入れていたアンティークの振袖の裏地で。

衿付け位置を測るのが難しいのですが,衿下(それぞれの長さは「はじめての~」のP17)の位置を取り(=A),つまみおくみの縫い代から0.3下がったところ(=B)をメジャーで結び,AB2点の真ん中を測ってそこから2cm外側に点を打ち(=C),AとC,BとCをゆるやかに結んだ線が衿付け位置になると思います。
図の中の「おくみ下り」「衿肩あき」など,明確に数字の記載がないものはだいたいP17に書いてあります。サイズによって長さが変わります。
あわせきものの裁ち合わせ(P20-21)だけでは長さが判然としないものはこちらを参考にするとよいと思います。

ちなみに,左右の身頃は左右対称になります。

表地の裁断の様子はこちら。

胴裏をはぐ

基本的には,表地と裏地は形が同じになります。
裏地は胴裏と裾回しで1セットなので,これらを縫い合わせて表地と同じ形を作ります。

表になるほうをきちんと見極めないと,表と裏が混在するようになるので気を付けました。
ちなみに,マリッコは0.2cmのところを縫う,などが手縫いではまったく対応できないので,見えないところは基本ミシンの直線縫いでやっています。
最初は絹のミシン糸を使っていましたが,ミシンと生地との相性が良くなかったので,普通にシャッペスパンを使いました。

おくみ,背中心を縫う

おくみを縫います。
最初に印をつけているので,その印同士を合わせて,その線をミシンで縫い合わせました。
表地も裏地も同じです。

衿付け位置を鉛筆で描きました。

背中心を縫います。
さっそく,「端から0.4cmと0.8cmのところを縫い合わせ」というところに心折れそうになりますが,野村先生の書で「背縫いは2本」ということが分かったので,背中心を中表に合わせて,前述の通りに2本縫いました。ミシンで。

裏地も同様に。

脇を縫う

表,裏身頃の脇をそれぞれ縫い合わせます。

身頃を縫い合わせる

ここで,前裾の端を先に縫い合わせます。
本には明記されていませんでしたが,両端とも同じように。アイロンで消えるフリクションペンが便利でした。
右身頃は右身頃と,左身頃は左身頃と,それぞれ合わせます。
いまいち本の通りになったのかならなかったのかわかりませんが,最終的に裾の角を縫えてればOKとしました。

表身頃と裏身頃を中表に合わせます。
裾を縫います。

中とじをします。
イメージとしては,中で合わさる縫い代同士を縫い合わせて,表地と裏地がフラフラしないようにとめておく,という感じだと思いました。
下の画像は,背中心を中とじしているところ。
表身頃の背中心の縫い代と,裏身頃の背中心の縫い代を一番上に出して,それを合わせて4枚一緒にしつけ糸(2本どり)で縫っています。
裾から10cmのところはあけておきます。

同じように,両方の脇の縫い代も。
中で合わさるところ同士の縫い代を一番上にそれぞれ出して,しつけ糸で縫います。
順を追って説明すると…まず,外表(できあがりと同じ)に,表身頃と裏身頃を重ねたところ。

ここで,表身頃を1枚だけぺランと手前に折って,脇の縫い代を出します。

裏身頃の脇の縫い代も出てきます。
裏身頃は,向こう側に折りたたんで,同じように脇の縫い代を出します。

この,縫い代同士を重ねてしつけ糸で縫い合わせる感じです。
反対側の脇も同様です。
本当は裾から10cm空けますが,これは縫っちゃっていますね…
でも実はこの後,この中とじを全部外す悲劇が待っており,結局ちゃんと裾から10cm空けて縫いなおしています…

不慮のアクシデント発生。

実は,この中とじをしているときから薄々気が付いてはいたんですけれどね,

なんか…表地と裏地の長さが全然違って,
うまく縫い合わせられないんだけど…???

少し疑問に思いながらもなんとか縫い合わせ,120サイズのトルソーに着せてみると,明らかに表地が長くて,本来なら裾から何ミリかのぞくはずの裏地が全然出てきません。
どうやら計算違いをしてしまった様子。
この状態で進めると,後からつじつまが合わなくなることを既に知っているマリッコ,泣く泣く背中心両脇の中とじ糸を外して,どのくらい合っていないのか確認することにしました。結果。

表地が,裏地より7cmも長い。

なんということでしょう,それでは当然裏地が裾から顔を出すなんてことはないのです。
全体で測って見ると,均等に表地が7cm長い様子。なので,おはしょりを作る要領で,目立たなそうなおなか周りを縫い縮めることにしました。

最初は,おはしょりのようにたるんだ部分を外に出すつもりでいましたが,絶対に表に出てくることのない部分なので,内側にタックを取り,表に響かないようにしました。
今回はこれで何とか辻褄が合ったのでほっとしています。

袖を作る

気を取り直してお袖です。
今回は刺繍の模様の関係もあり,右袖と左袖に明確な違いがあるので,間違えないように進めます。
裏袖の袖口布を取り付ける場所さえ気を付ければよく,裏袖の作り方は左右で違いはありません。

袖口布と裏袖とでは,縫い合わせる幅が少し違うので注意します。

指示通りに進めます。内側に入る縫い目に関してはミシンを使用しています。

袖口のあき止まりを止めます。なかなかわかりにくいところで,野村和裁のほうの本を参考にしました。

袖口を止めるときは,右袖のときには袖山の「わ」を右手にし,左袖の時には左手にします。

①袖口は表を出し,表前袖のきせ山から針を出します。②裏前袖のふき山を1ミリすくいます。③裏後袖のふき山を1ミリすくいます。④表後袖のきせ山を袖口下に向かって,縦に2・3本すくいます。⑤最初に出した①の針の横に戻って,糸をしっかり結び合わせ,一方の糸を中とじ用の糸に残して切ります。針の付いているほうの糸は,そのまま袖口下を縫っていきます。

上手に縫える着物の仕立て方ー野村辰雄

身八つ口などと同じように,少しずつそれぞれのパーツを掬って,最後にギュッと縛るというイメージなのかな?と思いました。
縫い糸2本どりで縫いますが,最初の玉止めは生地から少し離したところに置いておくと,最後に縛るときにスムーズだと思います。

ここからお袖を縫っていきますが,2回目にして迷いました。
特に,「はじめてでも~」のほうのP46の4のところ。
1・2・3に関しては,説明通りでスムーズにいきました。ところが4になって,なぜか思い込みで表布同士・裏布どうして縫い合わせてしまったので,振りが全部縫い止まってしまうという事態に発展。
どうしてどうして??と思いながら,最終的には

出来上がりと同じところまで布を移動させて,
最終的にどことどこが繋がるのかを確認し,また最初の状態に戻す。

という発想で何とかなりました。
結局は,ここは表地と裏地が縫い合わさればよいのですが,振りの部分を縫い合わせるためには一筋縄ではいかず,4の部分で縫っている部分と5の部分で縫う部分は向かい合っているパーツなのですが,頭の中で展開図が描けなくて苦労しました…

下の画像は,表地の前袖と,裏地の前袖を中表にして合わせているところです。待ち針の刺さっているところを縫い合わせていますが,この待ち針の下には,縫い合わさっていない表地の後袖と,裏地の後袖が隠れています。

↓こういう感じ。

片方を縫ったら,5のように,2の時点で表袖と裏袖を別々に縫ったところが開いているので,

そこからまだ縫っていないほうを引き出しながら縫い進めていくと,

表に返したときに振りの部分から裏地がのぞくこんな感じに縫えているようになります。

4が,中表で,前袖の表裏同士,

5が,中表で,後袖の表裏同士,

の説明になっていました。

(個人の見解です。間違っていたらすみません)

身八つ口を縫う

袖口のあき止まりと同じように身八つ口を縫います。
とありましたがやっぱりよく分からなかったのでこちらを引用。

①表前身頃のきせ山から針を出し,②表後身頃のきせ山,③裏後身頃のきせ山を通し,④⑤向こう側の裏身頃のきせ山を縦に2ミリくらいすくい,⑥⑦ともどり,⑧で①の針の横に戻って糸をしっかりと結んで,一方の糸でそのまま身八つ口を縫っていきます。

上手に縫える着物の仕立て方ー野村辰雄

ここでも,袖の振りの時と同じように表地と裏地を中表に合わせて縫い進めます。
身八つ口が出来ました。

4の衿下を縫い合わせる,ですが,ここでも迷ったら出来上がりの形を確認して,どことどこがくっつくのかをとらえるのがよいと思います。
今回は120サイズの振袖ですが,衿の下を中表に縫い合わせると,縫い合わせる縫い代の中に着物のの本体がギッチリ詰まるような感じになりました。

上のような状態で指示通りに縫い進め,表に返すと衿の先の部分が縫い合わさっている状態で登場します。

もう片方も同様にします。

袖を付ける

本の通りに袖を付けていきます。
袖付け止めがわかりにくかったので,こちらも引用を。

①表袖のきせ山から針を出し②表身頃のきせ山を向こうに進み③裏袖のきせ山を掬い④⑤裏身頃のきせ山を縦に横糸2・3本肩山に向かって進み⑥裏袖のきせ山を掬い⑦表身頃のきせ山を通し⑧表袖①の横に戻りしっかり結び合わせます。

上手に縫える着物の仕立て方ー野村辰雄

袖は,身頃を裏にして,袖は表のまま左右間違えないようにして身頃に合わせます。
迷ったら,一度出来上がりの形を確認して,どことどこが縫い合わさるのかを見るとよいと思います。
今回は,表布は表布と,裏布は裏布と縫い合わさります。

縫い代を折って,裾の縫い代にかくしじつけをしているところ。

裏袖も同様に。

今回は,身頃から袖にかけて,肩の部分に繋がる刺繍を入れました。
無事にくっついてホッとしています。

裾を仕上げる

裾にはアイロンをかけて,裏地が少しだけ見えるようにします。
しつけをかけて,表地と裏地がずれないようにしました。

表に出る針目と,裏まで出る針目の数が違います。
表に出る針目を目測で均等にするのには限界があったので,計算して,その分をフリクションペンで印をつけながら縫いました。

衿を付ける

衿を付けます。
表地と裏地がずれないように待ち針で止めて,しつけをかけます。
(ミシンでかけちゃいました)
衿付けの寸法に自信がなかったので,この時点で出来上がっていた身頃に直接メジャーを当てて,測った数字を基に裁断しました。
縫い合わせた衿(上)と,かけ衿(下)です。↓

衿付け位置に合わせて,本と同じように衿を待ち針で固定し,縫い合わせます。
ここでもミシンを使いましたが,一度縫い終わってから衿を表に返してみたときにゆがみやツレが発生していたところはほどいて,手縫いでリカバーしました。

おくみ部分に衿の幅(P17参照)を残して,印をつけて

カット。

晒を入れて

衿を中表にして合わせて,衿先の出来上がり(下の画像の赤い矢印)から0.8cm下を縫い(下の画像の黄色いライン),縫った部分より2cm下(下の画像の青い矢印)をカットします。

角に気を付けながら表に返すと,衿の先が仕上がっています。
このまま,縫い代を1cm折った状態で,衿付け位置の印に合わせてくけていきます。
(=縫い目が表に出ないように縫い合わせることです)

最後まで縫います。
衿を付けたら,かけ衿を付けます。背中心の部分とかけ衿の中心がずれないようにしつけをかけたところ。

かけ衿は画像がほとんどありません。。。
これでとりあえず完成です。

終わりに

完成までに紆余曲折を経たにじいろのきものでしたが,ようやく完成しました。

一応,娘のサイズでおはしょりをつけたときに,裾の模様と袖の模様が繋がるようになるはず…ですが,とりあえずこの状態で心配していた刺繍がきれいに繋がったのでよかったです。
ちなみに,あわせ着物を作るのは2回目なので,工程に間違いや勘違いが含まれている可能性があります。参考にされる方はお気を付けください。

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