こんにちは,マリッコです。
制服があるからか,小学校に上がってからスモックを着る回数が断然増えた息子。
コロナ禍でしばらく授業参観がなかったのですが,前年度の終わりころにたまたま図工の授業を見ることが出来たときに,彼の姿をみて驚くのです。
スモック,ちっちゃ!!
エプロンのときも同じこと言ってたんですけどね。
入学時に比べて,ずいぶん大きくなったものです(背の順は一番前だけど)
意外と前開きでボタンで,というスモックの型紙はなくて,今まではこちらの型紙で一番丈を長くして作っていたのですが,
さすがに身頃自体がキツそうになってしまっており,流用は断念。
そもそもある程度のゆとりがないと,制服をカバーする意味がまったくないのです。
書道も始まるし…
さすがに今回は市販のものを買うか。
と考えて近所の百貨店に行った際,たまたま一緒にいたママ友に言われたのです。
ノーカラーのパジャマの型紙がいいみたいよ。
なんということでしょう。確かにそのゆったり感といい,形といい,まさしくスモックじゃないですか。
ということで,結局作ることにしたのです。
型紙はメルカリで買っちゃったけどね。
型紙の切り出し
最初はいつものようにハトロン紙で写そうかな,と思っていたのですが…
悪魔の声がめんどくさいとささやいていたので,直接切って使うことにしました。
裾は長いほうがいいし,袖にはゴムを入れるので一番大きい形で切り出すことにしました。
もし複数の大きさを作る予定がある場合には写した方がいいと思います。
パジャマとしては作成しないので,トップスのみ。
前身頃・後ろ身頃・見返し・袖・ポケットです。
裁断
生地は,割と薄めのものを使いました。
厚地だとゴワゴワしてしまうので。
型紙に縫い代の記載があるので,指定の通りに裁断していきます。
接着芯部分の扱い
接着芯の指示があるところは,接着芯を貼ります。
貼った後に切り落とすところがあります。
端の処理をします。
縫い方
ポケットの入れ口を三つ折りにしてミシンをかけ,その後,両脇と底を1㎝に折ってアイロンをかけてから,本体に縫い付けます。
肩の部分を,中表にして縫い合わせます。
縫ったら,2枚一緒に端の処理をします。
見返しを,前身頃の前立ての部分(ちょうど接着芯が貼ってあるところ)を縫い付けます。
輪っかになる感じです。
アイロンで縫い目を出すように押さえて,見返し部分を本体に添わせるようにします。
襟ぐり部分を縫います。
見返しの裾の部分も縫います。
襟ぐりのカーブの縫い代のところに切込みを入れます。
表に返して,縫い目を出します。
アイロンで押さえるときれいです。
裾を出来上がりに折っておきます。
①見返しの内側の端→襟ぐりの内側→反対側の見返しの内側
②見返しの外側の端→襟ぐりの外側→反対側の見返しの外側
の2本をミシンで縫います。
袖の準備をします。
袖口のところをアイロンで三つ折りにしますが,まだミシンはかけません。
袖を付けます。
中表にして,印通りに合わせて縫い合わせ,2枚一緒にジグザグミシン。
袖と脇下を中表にして,続けて縫っていきます。
縫ったら2枚一緒にジグザグミシン。
縫い代は前身頃(ポケットが付いている方)に倒します。
袖口は縫い代を1㎝に切り落として,アイロン通りに三つ折りに。
ゴムを通したいので,ゴムの通し口を空けて,袖口にぐるりと1周ミシンをかけます。
裾に印通りアイロンをかけて,ミシンをかけます。
袖口にゴムを通し,前立て部分にボタンホールをあけ,ボタンを取り付けたら完成です。
完成です。
終わりに
なかなか市販で探すのが難しい,前開きのスモックの作り方の紹介でした。
最近,トルソーを導入したので着せてみました。
最近,子どもたちに着せると妙なポーズをするようになったから
トルソーめっちゃ便利!!!