こんにちは、マリッコです。
何度か書いてきた七五三ですが、今回は3歳女児が着ることが多い被布(ひふ)をハンドメイドしたお話を。
去年の話で、ブログアップするなんて思ってもいなかったときのことなので、写真少な目です。
別記事で、被布飾りや背守りを作った話も書いています。
完成形はこちら↓
材料
- 表地用の生地(記事中では白色無地)
- 裏地用の布(同・赤色無地/おそらく「紅絹裏(もみうら)」と呼ばれているもの)
- スナップボタン2組
- キルト芯(ダイソーのドミット芯を使用しました)
- 縫い糸(絹の手縫い糸を購入)
生地に関しては、主人の祖母(娘からみれば曾祖母)から譲り受けた反物を存分に使用しています。
そのときのお話はこちら。
また、何度も登場していますが、「はじめてでも縫えるこどものきもの」を全力で参考にしています。
こんな感じです。
見えないところはミシンで時短したりしました
そのあたりは、個人のお好みで
作っていきます
何度か別記事でもお話ししましたが、完全にこの本の通りの寸法にすると、90センチ用で作っても着丈が53センチ程度になると思います。=3歳になりたて女児だと、結構長い。
なので、マリッコは全体的に5センチ短く仕立て、着丈が48センチになるように仕上げました。
裏地が付いているものなので、それも考慮して裁断していく必要があります。
すべての寸法は記載しませんが、変更したところだけお知らせします。
他の部分のベースは、90センチ用の寸法と一緒です。
- たて衿の中央の長さ→39センチに
- まちの縦の長さ→41センチに
- 前身頃の縦の長さ→53センチに(裾折り返しなどの15センチはそのまま)
- 後ろ身頃の縦の長さ→50センチに(裾折り返しなどの12センチはそのまま)
- 胴裏の前身頃と後ろ身頃→それぞれ40センチに
- まち裏の長さ→21センチに
なお、寸法の記載のない「衿付け寸法」ですが、色々なサイトを見て総合的に判断した結果、この寸法だと28センチで良さそうです。
また、本の通りだと衿のフリルの分量がすこし寂しい気がするので、1.2倍くらいの長さで取りました。
裁断&身頃をつくる
上記のように5センチ短く裁断し、本の通りに縫っていきます。
少しふんわりした感じにしたかったけれど、ガチで綿を入れる技術はなかったので、薄いけど芯が固めで扱いやすい、ダイソーのドミット芯を使用しました。
まちをつける
ここのキルト芯も、同じようにドミット芯を活用です。前下がりの向きが逆にならないように気を付けました。
後ろ身頃にマチを挟んで縫い合わせていきます。
袖あきを縫う
前身頃にもマチをつけていきます。
少し被布らしい形になってきました。
衿をつくる
衿を裁断・フリル部分を作って、これから縫い合わせていくところです。
フリルのギャザーが均等になっていなかったところが後悔ポイント。
衿にフリルがつきました。
たて衿をつける&衿をつける
たて衿(お腹の部分)と、衿をつけていきます。
スナップをつけ、肩揚げをする
たて衿の部分にスナップボタンを2組付け、肩揚げをします。
子どもの着物は肩揚げ必須です。
肩、ピッタリだから必要ないんじゃないの??
「これから大きくなる」という意味も込められている肩揚げ。
揚げがないと、「これ以上成長しない」という不吉な意味もあるみたいよ!
おわりに&小物
完全にレビューのような形になっていますが、これで一応被布の形は整いました。
あとは、「被布飾り」「背守り」がついた状態がこちら。
「はじめてでも縫える~」には、打ち紐を使った被布飾りが紹介されていますが、今回はつまみ細工とふさ飾りで。
背守りはバラの押絵が紹介されていますが、モチーフを変えて「波に千鳥」で作成しています。
完全に初心者の手作りなので、本格的な和裁をされる方に見られると恥ずかしいのですが、我が家としては(というか私としては)とてもいい思い出になりました。
被布は裏地が付くけれど、袖もないし、何より一番目立つので、ぜひチャレンジしてみてください。
(2019.6.4追記)
背守りについての記事を追加しました。
被布飾りについての記事を追加しました。