こんにちは、マリッコです。
少し前にアップした筥迫の記事ですが、型紙をまとめたので紹介します。
作り方の記事はこちら。
完全に独学で、試作も1回だけなので、
「まぁ、大して見えないし、このくらいでもいいか」という方向け。
本格的なものを希望される方は、ご遠慮ください。
そして、初めてPDF形式でアップします。
ダウンロードしてみて、サイズが違ったり、というような場合には、寸法を書いてあるのでその通りのサイズにしてください。
七五三用なので、市販の筥迫に多いサイズ(縦6センチ・横10センチ・マチ2センチ)にしてあります。
使う生地によって仕上がりに差が出ると思います。その際にはうまく調整してください。
最初はすべてマチを2センチにしていましたが、
厚紙の厚さと生地の厚みでうまくいかなくて、
一部のマチが1.5センチにして調整しているところもあります。
出来上がりの写真と、注意点
型紙の中に記載している布について。
表地=黒地に菊の花の部分の布
裏地=赤無地(実際には地模様はありますが) です。
型紙
Aの型紙
Aの部分は、筥迫を開いた中の部分になります。
全体に裏地を貼り付けます。
「ぬく」の部分はカッターで切り抜きます。
完成図で言うと、この部分です。
Bの型紙
Bの部分は、筥迫の表のフタから、マチの部分になります。
(ちょうどマチの箱が入っている部分)
完成図で言うと、ここの部分。
フタ部分に「わた」(ドミット芯)を貼り付けてから、
全体に表地を貼り付けます。
Bの裏には、鏡を貼ります。
(裏には、鏡以外は何も貼りません)
参考までに、場所はこちら。
AとBは、
・フタ部分
・背部分
が貼り合わされます。
Aでくり抜いた穴から、Bの鏡が見える、という状態です。
C、Eの型紙
面積が少ないので一緒にしています。
Cの部分は、内側のポケットの土台部分。
上の画像の、緑の矢印の部分で、見えている部分は青い丸の部分になります。
ここだけ、少し薄めの厚紙に貼ると良いと思います。
(ほかの部分よりも厚みが出てしまうので)
裏地を貼ります。
Cは
・Aのポケット部分
と
・Dの前部分
の間、になります。
Eは、胴締めの部分です。
表地と裏地を2枚作って、貼り合わせます。
Dの型紙
Dは、外から見える背部分から、マチ、前部分に至るパーツです。
完成図で言うとここ。
背部分に「わた」(ドミット芯)を貼り付けてから、
全体に表地を貼り付けます。
Dは、
・Bの背部分とマチ
・Cのポケット台紙の部分と、その上のAのポケット部分
と貼り合わされます。
マチの箱の型紙
マチ部分の形を保つために入れているのがこの箱です。
太い線で切り取って、点線で折り、それぞれの角をテープで貼ると立体になると思います。
マチの部分に入れるとピッタリになり、形が保たれます。
終わりに
筥迫の型紙をアップしました。
自己流で色々なものを見ながら作ったものなので、ご容赦ください。