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【お知らせ】2025年春を目処に本ブログを閉鎖します。詳しくは最新記事をご覧ください。
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シルクオーガンジーで作る 七五三しごき

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こんにちは,マリッコです。
娘7歳の七五三用に,ゆめかわ色をメインとしたお支度を準備しているさなか,頭を悩ませたのが「しごき」。
いわゆるしごきって言うのは,差し色やポイントになるものが多く,色も原色やきっかりとしたものが多いようで…

なんだか,しごきが主役になっちゃいそう…

かといって,たぶんあの房の部分がネックなのか,あまりハンドメイドをしている人もいなさそうなアイテム。
シルクのロングストールやスカーフなどで代用できるかと探してみましたが,そもそもの長さが全然違いそうで困ってしまいました。
そんな時に,ひょんなことから,ロングストールを輪ゴムを使って「薔薇巻き」なる方法でアレンジしている画像を発見。

お!?
これを帯の下に巻いたら可愛いのでは!?

ということで,薔薇にする部分も含め,3mほどのストールを探そうと思いましたが当然そんなものはないので,結局作ることにしました。
房のことは後から考えよう!

材料

お花のように見立てるためには,色を分けることが必要です。
せっかくなので,着物やリボンに使っていたみやこ染めの染料を使いたいのですが,これを使うためには素材が天然であることが必要です。
できるだけ軽くて,柔らかな感じにしたかったので,薄いシルクオーガンジーを手に入れました。

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とにかく見つからなかったので

メルカリで血眼になって探しました。

どのくらい必要かわからなかったので,107cm幅を3mとなっていたものを購入。
とりあえず一般的なしごきの長さは,幅30cm,長さ2m程度のものが多かったので,お花部分に少し多めに長さを使用しそうなことを考慮し,幅は30cm,長さは2.8mくらいにカットしました。
切り出した部分は,三つ折りにしてミシンをかけます。染料が一緒に入るように,あえて絹のミシン糸で縫いましたが,結局思ったように色は入りませんでした。

成形

お花になる部分を決めます。
アクセントになるようにしたかったので,二重のお花になるようにします。まずは内側。
「わ」になるように折って…

蛇腹になるように折って,根元を輪ゴムで留めます。

輪ゴムのところから先を,蛇腹に折って洗濯ばさみで仮止めします。
ここが,外側の花びらになります。

外側の花びらは,蛇腹に折った真ん中の部分が,内側の花びらと同じ高さになるように山折りに折って,下の部分は内側の輪ゴムと同じような場所で留めます。

今回は二重にしましたが,布の質感や厚さなどで調整しても良さそうな気がしました。
この状態で一回巻いてみます。
本当は腰の部分に二重に巻くのがよいのでしょうが,うまくいかずに一巻きにすることにしました。
なので,一巻きして縛る位置にお花が来るようにします。
そのため,お花から見ると両サイドの長さにはかなり差が出ることになりました。
巻く部分は茎や葉っぱに見立てることにし,一巻きして縛って,リボン結びにしたうえで下に垂らすことにしました。
リボン結びにしたところが葉っぱのようなイメージです。

染色

写真では白く映っているこの生地ですが,実際は少し強めに黄色みがかかっている地色をしています。
そのため,同じ生地の切れ端を使って,試しに色を確認することにしました。

お花はね,内側がピンクで,外側が紫だと可愛いと思うの

という本人の希望をもとに,娘本人が色を調節していきます。

クシャっとなった時の色が重要なので,そこを確認していきます。
なかなか思うような色が出なくて,監督ご立腹な場面もありました。
何とか,①内側のピンク ②外側の紫 ③そのほかの緑 の色が決まったので,染色に入っていきます。
先ほど成形したままでは染め分けができないので,それぞれの色の端の部分は輪ゴムでくくり,分かるようにしておきます。
最初の内側の花びらの輪ゴムはそのまま活用できます。
まずは内側の花びらの部分をピンクの染料に入れます。ムラにならないようにフリフリしながら。

水に放します。


今,染めたピンクの部分が入ってしまわないように気を付けつつ,次に,外側の花びらを紫に染めます。
まずは水で浸してから絞って…

先のピンクを避けて,紫にジャボン。
ちなみに,両サイド一緒に染めています。

水に放します。

残っているところは緑です。
水に浸して絞って…

緑にジャボン。
分量が多いので,ムラにならないように動かしながら染めていきました。

染まったら,とりあえず緑の部分だけ水に放って余計な染料を落として…

輪ゴムを外して,全体を洗います。

洗濯機で1分程度脱水をかけてとりだし,そのままアイロンをかけます。
そして,最初のように成形すると…

内側のピンク
両サイドの紫

これで,染め分けは完成です。

房の部分を作る

先にネタバラシをしておくと,いわゆる一般的な房に近いであろうリリアンを使ったものは,監督(娘)のNGが出ました。
NGというよりも,見せた瞬間に眉間にしわを寄せ,ノーコメントでした。

そんな気はしていた。

とはいえ,ハンドメイドブログである以上,やってみたことは誰かのヒントになるかもしれないと思って載せておきます。

リリアンで作る

まずは,1mに切ったリリアンを,自分で決めた間隔で端に通していきます。
リリアンは,リボン刺繍針に通して,しごきの生地に貫通させたら針から抜いて,ちょうど両端が揃うくらいの長さにしておきます。
ちなみにこれは1.5cm程度の間隔です。

それぞれを「つゆ結び」にします。
ちょうど借りてきたいた水引の本に載っていたので,それを参考にしました。

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この本にはかなり助けられました。。。

一段目を結んだら,二段目はそれぞれ隣り合う紐同士でつゆ結びをします。

それを繰り返していきます。

終わりの部分になってくると,思った以上に残りの紐の長さにバラつきがあったので,新たに紐を切って房を足してみたりもしましたが,このへんはお好みかと思います。

実は,「つゆ結び」と連呼していますが,この時には間違った結び方で覚えていて,結びがうまくいっていないんですね。なので,途中で詰まってしまったりしています。
とりあえずのリリアンバージョンの完成形がこちら。

リボンで作る

紐が結われることによって密になり,特に色が強く出てしまい,娘の世界観が台無しになってしまったことに薄々気が付きつつ進めてみましたが,やっぱり私も納得できなかったのでやり直すことにしました。
意外とリリアンは原色系が多くて,実はこの緑のリリアンも店頭では「薄緑」みたいなニュアンスで売られていたこともあり,再度リリアンに手を出すのがためらわれていた折,ふと思い出したのが夏休みに大量に染めたリボンの在庫。

これでいいじゃない

ということで,リリアンの時と同じ要領で結んでみます。

最後は足しリボンをして,房にボリュームを出しました。

リボンにアイロンをかけて,切り揃えたら完成です。

しっくりくる

かわいいので合格

終わりに

単体で付けるとこんな感じで…

実際につけるとこんな感じでした。


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