こんにちは,マリッコです。
息子が通う小学校の給食エプロンは,指定のものなのですが,そのままでは着用が難しいデザインで…
先生からは「本人が着やすいように加工してもいいですよ」と言われているので,今回は首紐と腰ひもにそれぞれゴムを入れてみました。
ちなみに製品はこちら。
首紐の加工
まずは首紐の加工です。
思い切って,胸当ての上の部分はすべてミシン目を外して,本体から首紐を外します。
首紐にゴムを通します。
今回は12コール(約10ミリ幅)のゴムがあったのでそれを入れてみましたが,もう少し太くても大丈夫そうでした。
ゴムの長さは40㎝,端まで入れて,ミシンで仮止めしておきます。
元通りに戻します。
首紐は,下の画像のように配置します。首紐の縫い目は外側を向いていました。
黄色く丸を付けた部分を,元の縫い目を参考にして縫います。
こんな感じになります。
そうしたら,首紐の部分を上に折り上げます。
前あての上の部分に,それぞれ縫い止めます。
これで首の部分は完成です。
腰ひもの加工
続いて腰ひもの加工です。
今回は2種類挑戦してみましたが,現役小学生に試着をお願いしたところ,「①のほうが着やすい」とのことだったので,採用は①です。
総ゴムでやってみたい方のために,奮闘記として②を書き残しておきます。
ちなみに,ゴムはお洗濯でも乾きやすいようにメッシュタイプのもので,2.5㎝幅のものを使っています。
①両サイドゴム入れ+両端ファスナーテープ
完成形はこちら。
この形だと,通常のエプロンを着用するときと同じように「首紐を通してから→腰ひもを留める」という順番で着用できます。
まずは,思い切って腰ひもを切ります。
(切らないでもできますが,ギャザー部分が妙に長くなってしまうので,お洗濯の時に乾きにくくなるのを懸念しました)
片方は,折り込む幅も含めて,腰ひもの出始めのところから27㎝になるように裁断します。
カットしたら,端を2センチ折り込んでアイロンをかけておきます。
もともと縫ってるところは,縫い目をその分外しておくと仕上がりが綺麗だと思います。
ゴムを入れていきます。
腰ひもは幅2センチのゴムを,片方に17㎝ずつ入れています。
ゴム通しは使えないので,押し込むようにして入れていきます。
腰ひもの始まりのところまで通ったら待ち針で仮止めして,紐通しで引っ張るようにゴムを端の近くまで寄せます。
ゴムの両端をミシンで留めます。
(ファスナーテープを付けるほうは,布の端から2センチくらい空けて縫い止めます)
外れると困るので,□の形にして強化させました。
ファスナーテープを,縦3㎝,横2.5㎝に切って,角を取ります。
それぞれの腰ひもの両端に縫い止めます。
今回は,左の腰ひもの上になる部分に固い面を,右の腰ひもの下になる部分にフワフワの面を縫い付けました。
完成です。
②総ゴム
今回は採用を見送りましたが,子ども用エプロンでよくみられる総ゴムでも試してみました。
なぜ採用されなかったのかというと,
首紐を通してから腰ひもを履くのが困難。
かといって腰ひもを長くすると,着たときにガバガバになって気持ち悪い。
着たときに腰ひもがちょうどいい長さだと,すべて上から脱ぐのはきつくてやりにくい。
という感想を得たからです。
上履きを履いている状態でエプロンの着脱をするので,出来ればエプロンは床には付けたくないし,ましてやバランスを崩して踏んでしまうと衛生的にもアウトかな,と思ったので。
まぁ,ただやってはみたので,参考になれば。。。
腰ひも40センチの場合
腰ひもを,それぞれ端から5㎝カットして,残った部分は2㎝折り込んでアイロンをかける。
ゴムを40㎝差し込んでゆく。
仮止めしつつ,ゴムが逃げないように。
ゴムの端を押し込むようにします。
生地のほうがゴムよりも長いので,適宜クシュクシュにしつつ,ゴムが途中でひっくり返らないように気を付けつつ。
片方がうまく入ったら,そのゴムの端をもう片方に押し込んでいきます。
紐の付け根のところまで到着したら,同じように待ち針で留めます。
待ち針で留めたところを,ゴムが逃げないようにミシンで縫い留めます。
□の形になるようにしました。
紐と紐の接続部分も,縫い止めます。
完成です。
これだと,上からでも下からでも着脱はしやすいですが,着ているときにぶかぶかな感じが気になる,との評価でした。
腰ひも30センチの場合
作り方自体は,40センチの場合と同じです。
ゴムが短くなるので,紐を端から7㎝カットして,残った部分は2㎝折り込んでアイロンをかけると良いと思います。
こちらは,着用したときには体にフィットしますが,着脱の際に少しやりにくい(とくに上から着脱するときにキツい)とのことでした。
おわりに
オリジナルではなかなか着用が難しいエプロンの加工方法でした。