こんにちは,マリッコです。
このところ,小3になった息子にそろそろ辞書を引かせたいと思っていたマリッコ。
お飾りになる確率が高いんだよね。。。
と思っていたのですが,たまたま立ち寄ったブックオフで,
「箱も透明カバーもボロボロだけど,中身はピカピカの最新版国語辞典 910円」という謎コンディションのものを発見したのです。
賭けで買うには充分すぎる
ところが購入した2日後,学校から帰宅した息子が
今,学校で辞書のひきかたを練習してるんだけど,
先生が「家にある人は持ってきていいよ」って言ってたから
明日これ持ってくね。
ちょいちょい待て待て,そいつを持っていくのかい!?と慌てたマリッコ,以前に見ていた「辞書バッグ」の存在を思い出し,作成することにしました。
サイズ&パーツ裁断
購入したものはワイド版。通常のものよりも一回り大きいようで,辞書本体の大きさは「縦21.5㎝,横15㎝,厚さ5.5㎝」でした。
裁断したもの,用意したものは以下です。
もし,これ以外のサイズで作る時にはサイズの算出の考え方を記載したので参考にしてください。
全て縫い代込みです。
①表用生地・裏用生地(各1枚) 縦24㎝,横39㎝
(縦=辞書の縦+2.5㎝ 横=辞書の横×2+厚さ+4㎝)
②裏表紙用生地(2枚) 縦24㎝×横10㎝
(縦=辞書の縦+2.5㎝ 横=10㎝)
③背表紙用生地(1枚) 縦24㎝×横16㎝
(縦=辞書の縦+2.5㎝ 横=16㎝)
④ポケット(1枚)10㎝×10㎝
留め具用生地 (2枚) 7㎝×13㎝
持ち手(2本)長さ25㎝ (共布で作っても)
※ここのパーツは辞書の大きさでの変更はありません。
このほかに両折れのバイアステープ,留め具用に10ミリのワンタッチプラスナップも1組使いました。
縫い合わせ
背表紙の縦の両端を1㎝折って…
表用生地の真ん中に,背表紙の真ん中を合わせるように配置して,端を縫い合わせます。
留め具部分を作ります。
同じ大きさに切り出している生地を中表に合わせて,短い辺を残して「コの字」に縫い代1センチで縫い合わせます。
縫い合わせたら,縫い合わせたところの角をカットします。
ピンセットなどを使って角を出しつつ表に返して,アイロンで形を整えてから端を縫います。
ポケットを作ります。
今回は裏表紙と一体型にしましたが,縫い合わせの部分が厚くなってしまったので,エプロンのポケットを作るときのように単体で作って取り付ける,というほうがもしかしたらいいかもしれません。
上の部分を1㎝の三つ折りにして,ミシンをかけます。
背表紙のうちの一枚に,下の部分を背表紙とポケットの下の部分を合わせて仮止めしておきます。
端の部分を処理します。
本当は三つ折りにしたかったのですが,厚さがかなり出てしまったので,ポケットが付いている方の裏表紙の端だけバイアステープで処理しました。
こんな感じになります。
もう片方は,1.5㎝に折ってから,その線を目印に三つ折りにします(0.7㎝程度の三つ折り)。
端にミシンをかけます。
裏表紙ができました。
パーツが揃ったので,本体に配置していきます。
片方には中央同士を揃えた留め具を置きます。
両端をライターで熱処理した持ち手テープは,中央からそれぞれ3.5㎝程度ずつ離して,画像のように配置します。
この状態で,一度ミシンで仮止めしておきます。
裏表紙を,表生地とは中表にして,端を合わせて配置します。
(上の写真と配置が逆になったまま写真を撮ってしまったので,間違いがないように画像の掲載は180度回転しています…すみません)
最後に,表を下にした裏用生地を重ねます。
待ち針などで固定します。
返し口を開けて,ぐるりと1周,縫い代1㎝で縫い合わせます。
四隅を切り落とします。
返し口から表に返して,アイロンをかけます。
返し口を綴じますが,目立たないように同じように反対側にもステッチを入れます。
今回でいうと,星柄の部分の端です。
裏はこんな感じ。
留め具にボタンをつけます。
実際に辞書を入れてみて,どの辺がいいかな,と見当をつけます。あまりギチギチだと使いにくいと思うので,少し緩めに設定しました。
今回は簡単にワンタッチのプラスナップを使いました。
ますが,留め具部分のちょうど良さそうなところに目打ちで穴を開けて,ボタンの凸部分をはめ込みます。
本体部分に凹部分をはめこみますが,裏表紙にまで貫通させないように気を付けます。
今回は,後ろ部分の裏表紙にお名前を付けられるようにしました。
完成です。
何とか間に合いました。
終わりに
出来上がったものがこちら。
日常的にランドセルはパンパンなので,辞書を入れるスペースがありませんが,持ち手が付いていれば持ち運びも楽だし便利ですね。