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着物仕立て直し 洗い張り編

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こんにちは,マリッコです。
1年以上前に着物から反物に戻した生地,すっかりタンスの肥やしにしていました。

夏休みも明け(まだ子どもたちはオンラインで登校・登園していないけれど),少し涼しくなってきたので,寒くなる前にと思って重い腰をあげました。
今回は,ちょっと調べたら出てきた「ふのり(布海苔)」を使って糊付けをしていきました。

準備

昨年の時点で,洗い張りをするのに適したハンガーを探してみました。
スカートなどにも使えて,平らに挟めるこちら。(ヤフオクでゲットしました)

https://amzn.to/3AijTIq

そして,どうやらプロは洗い張りの際に糊を使うらしく,「ふのり」を使うのが本格的そう。
ふのり,というと何となくフエキ糊的なものを想像していましたが,どうやら海藻の「布海苔」を煮た汁を利用するようで,どんなものなのかと取り寄せてみました。

まずは,ネットで収集した情報をもとに,1L沸かしたお湯に,予洗いしてゴミを取ったふのりをひとつかみ分入れて,20分程度煮てみます。

グツグツ…かなり磯臭い感じになってきました。新物だからね…

煮あがったら,ザルで濾します。
不純物がなくなるまで,何度かキッチンペーパーや布巾を使用して濾しました。

その他に準備したものはこちら。

・ハンガー
・エマール
・ノリ用の刷毛(ダイソー)
・洗う用のブラシ(100均で200円商品だった豚毛のボディブラシ)
・布海苔
・メルカリで買った伸子針(志んし)

あとは,子どもたちが小さい時に使用した直径80㎝程度のビニールプールです。

洗い

洗っていきます。
ビニールプールに水を張り,エマールを入れてなじませたら蛇腹に折った反物をエイヤ!と。

ざぶざぶ洗っていき,ビニールプールの横に敷いたビニールシートの上に少しずつ反物を出して,ボディブラシでこすっていきます。
繊細そうな刺繍が入っているところは少し慎重に。

表を洗い終わると,残された水はこんな感じになりました。

順調に洗っていましたが,ここでハプニング発生。
模様に使われていないはずの青色が色移りして,他の場所ににじみ出ています。
なぜ??どこ??と原因を探したら見つけました。ここです。

黒い柄の場所なんですが,なぜかここだけ色落ちしています。ほかに被害が広がらないようにここだけ外に出して,全体を何回かすすぎます。
表はこんな感じになってしまいました。

張り

今回は1反分でおそらく13mくらいの長さに縫い合わせてあるので,このまま干します。
ここで,マリッコ家の庭では干しきれなさそうなことが判明。半分にすればよかったですが今更言っても遅いので,途中でターンする感じで干すことにしました。

本当だったらすべて表が下になるようにできればよかったんですが,まぁ仕方ない。
ここで,布の裏側に布海苔を塗っていきます。
サラッとしたテクスチャーで,心配していたほどの磯臭さもなく,満遍なく,でも厚くならないように塗っていきました。

本当なら全体に伸子針を刺すべきなのでしょうが,ちょっと難しそうだったので,金駒刺繍がしてあって皺になりそうなところにだけそっと刺してみました。

問題の色落ちをした箇所はこちら。

ウラ
オモテ

こちらを干している間に,裏地も洗って干します。

1時間くらいできれいに乾いたので,早めに取り込みました。

アイロン

アイロンをかけます。
裏側から中温でかけています。

以前に洗った時よりも,ハリのある仕上がりになっています。
上手に出来たような気がします。

終わりに

布海苔を使用した洗い張りの体験談でした。

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