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男子のハーフ成人式 和装をハンドメイドできるかな?

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こんにちは,マリッコです。
最近あまりハンドメイドをしていなく,撮ってはいたものの紹介していなかったものをこの機会にご紹介です。
娘7歳の七五三。4か月もかけて頭のてっぺんから足の先まで準備したのですが…

この時に同伴した10歳の息子。これも実はなんちゃって和装をさせたのです。
その時のことをご紹介していきます。

10歳男子,和装に何を着たらいいのか問題。

実は息子の衣裳に取り掛かり始めたのは本番の10日前。
本当は学校の制服でもいいかな,娘の着物が間に合うか間に合わないか微妙なところだし,と思っていたのですが…

女の子はいいよね,七五三が2回あって。

我が家では,息子はこのあたりの慣習に従って男子3歳のお祝いはせず,5歳だけで終わっていたのです。

この時のハンドメイドが始まりで,息子にも和装をさせていました。
当時は別にうんともすんとも言ってはいなかったのですが…

着物着たり,カメラマンに写真を撮ってもらったりしてさ,

めっちゃ楽しかったんだよ。

そうなの!? 初耳なんですが。

ということを言い始めたのが,娘の着物作りも終盤に差し掛かったころ。
そんなことを聞いたら何かやってやりたくなるのがハンドメイドの病気 親心ってもんで。
確かに周りの女子たちはハーフ成人式と称して袴を着せたりドレスを着たりという話をちらほら聞いていて,まったく自分事として考えていなかったけれど確かに10歳ってある意味記念ではある。
(成人は18歳になっちゃったけれども)
ところがいかんせん時間がない。着物は着させられるにしても,袴はなくても大丈夫かな。
色々と調べてみたところ,羽織さえ着ていれば袴はなくてもOK,という記述を見つけたので(出典は今となっては不明ですが)今回は袷の着物と,羽織で揃えることに決めました。

袷の着物を作る

袷の着物は,以前何かでゲットしていたこちらの反物で制作することにしました。

もちろん教科書はこちら。

ただ,これは120cmサイズまでだったので,プラス20cmとかして何とか作りました。
裏地にはお洋服用のものを。場所によってはロックミシンとかを使ったりして時短を図ります。

お袖は「舟底袖」という形にしました。

この辺りは,「[上手に縫える] 着物の仕立て方」を参考にしています。

着物が出来ました。(完成画像がありませんが)

はい次!

10歳男子の羽織を作る

着物作りで3日を費やしてしまったマリッコ。残りは1週間。実は自分の着物も何とかしなければいけません。
最初,かなり腰揚げをした記憶のあった5歳の時の羽織を着せよう!と思っており,いざ出してみて息子に着せてみたら…

え,腰も隠れないけど。

いつまでも小さいと思っていたけど

意外と大きくなってたんだね

ということで目論見は夢に終わり,羽織も用意しなければならなくなりました。
前回は義祖母の黒羽織を解体して,こどもサイズで作りました。でも結局羽織は羽織。
時間もないし,これといった生地もないしどうしようかな,と思いながら,腰ひもを買い求めに行ったリサイクル店で…

150円。

仕付け付き未使用の正絹黒羽織がなんと驚きの150円。
有無を言わさずにレジに直行しましたよね。今日からお前は子ども用の羽織だよ。
で,このまま一度息子に着せてみると,なんと丁度良いサイズ感ではありませんか。
このまま着せたいところですが,男子用と女性用では少し違うようなので,体裁を整えることにしました。

男子用は,「振り」の部分がなく,すべて袖付けにするそうなので,その部分を掬って縫い止めてしまいます。

表側からも,開いているこの部分を…

掬って縫って,閉じました。

くるっと1周縫って,わきの下はこんな感じに。
下の画像の,向かって右側が綴じてある方。向かって左側は未処理。
両方とも同じ処理をしました。

そして次。
男子は筒袖にするそうで,裏返してこんな感じで形を決めて…

その線の上を,4枚まとめてミシンでダダダと縫い進めます。

縫い目の1cmくらい外側でカットし,端にジグザグミシンをかけました。
反対側も同様に。

こんな感じになりました。

あとは本人にあわせて肩揚げをして,仕付け糸を取って完成です。
が,実は羽織紐を付ける「乳(ち)」の部分がかなり場所が違っていて…
このループは相当内側に入り込んでいるので困ったな,と思っていたのですが,安全ピンを使うやり方で事なきを得ました。
衿を開いたこの部分に,ループを付けたい箇所に縦に安全ピンを取り付けて…

衿を戻すと,安全ピンは隠れ,羽織の内側の目立たない部分にループの代わりになる引っ掛かりが出現するので,ここに羽織紐の金具をかけます。
元の乳は,少し存在感があったので切り取ってしまいました。

何から何まで邪道すぎて恥ずかしい!
でもそんなこと言っていられない!次!

なんちゃって角帯を作る

今回は袴を付けないので,男子でも帯が必要になってきます。
でも,紐結びがどうしても苦手なマリッコ,忙しいであろう七五三当日にうまく結べる気がしません。

まぁそうはいっても,どうせ羽織があるから

結び目は見えないんだけど…。

…ん?待てよ?結び目が見えない???


逆転の発想で,「見えないなら結ばなくてもいいじゃない」と思いついてしまうのが手抜きにおいては抜け目のないマリッコ。そうですこれは見えないんだから前だけ何とかすればよいのでは。後ろはマジックテープにしましょう。
それでも,意外と長めの布が必要になります。できればミシンで縫いたい。でも少し存在感のある布…

インドで買ったカフェカーテンがあるじゃない。

目が合ったのはかつてインドで買い求めた,オリエンタルな模様がきらびやかな,茶色と金色がメインのカフェカーテン。今日から君は角帯だよ。

まさかインドの布も,余生で角帯になり,七五三に同伴するとは

思わなかっただろうね。


先に作った着物を着せて,腰ひもを結び,その上でウエストを測ります。10cmの重なりが出来るように長さを決めます。もはやもう何センチにしたのかは忘れました…
幅は10cmの仕上がりにしたかったので,
縦=20cm+縫い代上下1cmずつの2cm=22cm。
横=ウエスト+重なりの10cm+左右の縫い代1cmずつの2cm
で裁断し,薄めの接着芯を貼りました。結構長かったので,接着芯は途中でつぎ足しながら。

上下を1cmずつアイロンで折ります。

下の画像のように,仕上がりとは逆に折って,端を両方とも1cmで縫い合わせます。

表に返して,仕上がり通りにアイロンをかけ,端を縫い合わせます。もちろんミシンで。

重なり合うところにマジックテープを付けて完成です。

コーリンベルトみたいなものを手作りする

七五三当日は,娘,私に加えて息子も和装をすることになったときに発覚したのは,意外と着付け用の紐が足りない??ということでした。
ところがそうそう使うものでもないので,コーリンベルト的なものを作れないかと100均をうろうろしていた時に閃いたのがこちら。

帽子クリップ(めっちゃピンボケ)と…

デザインカラーゴム。

帽子クリップの紐を外す時に,どのように紐がパーツに取り込まれていたかをよく覚えて…

帽子クリップの紐を,デザインカラーゴムに入れ替えます。
長さがある程度調節できるので,1本使い切ってしまっても。いざというときに大人も使えます。

なんちゃって和装の仕上がり

もはやここまで来てしまったら着付けなんていうレベルではありませんが,一応写真があるので…
しかも本番が終わり,脱ぎ捨てられた着物ですが…
今回は何だかうまく腰揚げが出来ずおはしょり部分がグズグズです。知ってます。
帯は,背中の部分でマジックテープで留まっています。

これに羽織をかけると…

こんな感じになりました。ちなみに羽織紐は100円でゲットしたものです。
5歳の時の袴の角帯や羽織紐などなどの小物が家のどこかにあったはずなのですが,こんな時に限ってまったく見当たらず,リサイクルショップ様々です。
ちなみに羽織の紋はどなたのおうちの紋か分かりませんが,なんちゃってなのでヨシです。5歳の時にはちゃんと自分の家の紋だったので。

ちなみに今回もプロのカメラマンさんにお願いして,当日の様子を撮っていただきました。
妹が主役ではありましたが,ちゃっかり小道具まで貸してもらってソロ写真を撮ってもらう息子。いいよねハーフ成人式だもんね。

兄妹も。

どうでしたか,かなり超特急で仕上げましたが。

満足満足。楽しかった。また着たい。

ということで,かなりギリギリで取り掛かった息子の10歳ハーフ成人式でしたが,何とか体裁を整えて(整ったか…?)無事に終えることが出来ました。
コスプレなどに近いと思いますが,忘備録として。

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