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ジャージのズボンを裾上げする

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こんにちは,マリッコです。
今回は入学準備中に行った,「学校指定のジャージのズボンを10cm裾上げする」ミッションをご案内です。
ジャージ素材の裾の上げ方はいくつかあるようなのですが,ただ10cm上げてまつり縫いするだけでは,足の入れ口が狭くなってしまう&シルエットが恐ろしく崩れてしまうデザインだったので,少しだけ工夫してみました。
応用すれば,裾がリブになっているものでもなんとかできそうです。

折り方

まず,短くしたい長さを決めます。
4月入学の場合,おそらく最初はほとんど半袖しか使わないことが多いので,早くてもヘビロテするようになるのは1年生の秋から,というお子さんが多いかと思います。
思っているよりも2センチくらい長めに設定してもよいかも。

決まったら,ズボンを裏にして,表が見えるように折り返します。
今回は10cm。
1周,きれいに同じ分だけ上がるように待ち針で止めていきます。

縫い方

新しく裾になる部分が,他の部分に比べてタプタプなので,ここで少しだけギャザーを寄せます。
同系色の糸を2本取りにして,折り上げた部分の上1枚だけに針を通して,ザクザク縫っていきます。
裾から1センチ程度のところ。1周します。

少しだけ絞ります。キューっと。
絞ったら,玉止めして固定します。

ここで,元の裾のところを,新しい裾のところまで折り返します。

中から見たところ。
表と表が重なっているように見えています。
先ほどギャザーを寄せたところは,うまい具合に中に隠れていると思います。

出来上がりと同じ形になるように,仕付け糸でザクザク縫っていきます。
デザイン的に,同じラインがある場合にはそこを重ねるようにして,無理そうだったらあきらめながら一周。

新しい裾と,元の裾を,同系色の糸を2本取りでまつり縫い(まつり縫いっていうのかな?)していきます。
お互いの山の近辺を掬っていくのですが,新しい裾の部分が表に出るので,新しい裾のほうは気持ち内側を掬うようにすると仕上がりがきれいになるかな,と思います。

1周縫えたところ。

このままだと,ズボンに足を入れたときに折り返した部分につま先がはまってしまう可能性があるので,目立たないところを掬って4~5か所縫い留めておきます。
下の画像のように,ラインのところとかの縫い代同士を掬っておくと,表に響かないので良いと思います。
ただ,ジャージ自体が割とザクザクした素材なので,表に響いてもそれほどでもなさそうな感じはします。

仕付け糸を取って,表に返すとこんな感じになっています。

もう片方も同じようにして,完了です。

終わりに

切らずに,手縫いで裾を上げているので,大きくなってからでも元の長さに戻すのは簡単だと思います。
特にこの折り返す方法は,裾上げの長さが長ければ長いほど自然に仕上がるような気がしました。
ただ,布の重さが足首に集中するので,運動の時に少し重く感じるかな?と,そこが少し心配です。

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