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帯の生地で作る 七五三用ハートのバッグ

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こんにちは,マリッコです。
何とかギリギリのラインで順調に進んでいる我が家の七歳七五三プロジェクトですが,今回はバッグを作ったので紹介します。七五三のバッグといえば,七歳さんであれば少し大人っぽい感じのクラシカルな和装バッグ。

七五三女の子和装バッグ nwb
きものネットショップ京の舞姿

こんな感じをイメージしつつ,本人と画像検索してイメージを固めようと思っていたのですが,少し見て困った顔でこう言うのです。

なぁんか,しぶいんだよね,どれもこれも。

七五三のバッグといえばこんな感じなんですのよ。
帯と同じ生地を使うから,銀にピンクだし,少しかわいいんじゃないかな???

まさかの(少し予想はしていましたが)クラシカル系の和装バッグは拒否です。
でも,七歳だし巾着っていうわけにもいくのかいかないのか分からない…できれば少しかっちりしたバッグを持たせたいところ。
あまり製作経験のないがま口バッグに挑戦したいこともあり,がま口をメインに探してみることに,すると…

あ!!これかわいいんじゃない?

Bitly

ハート…!?よく見つけるね…

ということで,人生2度目のがま口バッグはハート形を作ることになりました。

ちなみにふくら雀風の作り帯はこちら。

材料

ハートの形のバッグを作るためには,とにかくM型だか山型だかわかりませんが,この形の口金が必要になります。
そして持ち手を付けるためのカンが2カ所ついていたほうがありがたい。そして何なら既に持ち手が付いているものであれば尚よし。
探し方がとっても難しかったのですが,今回は楽天で発掘しました。

できればシルバーとかピンクゴールドとかがよかったのですが,入荷待ちできるほど時間に余裕があるわけではなかったのでゴールドをチョイス。
届いてから分かりましたが,こちらは縫い付けタイプでした。

そのほかに使ったのは
・表生地
・裏生地
・接着芯
・縫い付けするときにパールビーズ

このくらいです。
接着芯に関しては,特にバッグ用でなくても大丈夫だと思います。裏の生地は特に100均の薄い接着芯で問題なかったです(個人の感想です)。

型の取り方 裁断

送られてきたがま口には型紙は付いていなかったので,ネットを見つつ型紙を起こしてみます。
まずは方眼用紙にがま口の口金を置いて,外側のラインを引きます。

口金の両サイドの付け根の部分(下の画像の赤丸)をつなぎ,さらに中央のところからもまっすぐ下に線を引き下ろします。

参考にしたサイトでは,裏生地を中表にして縫っていたのを見落として(今回は中表にしないのですが),口金から下のラインを,赤丸から外に1cmずらした位置(下の画像の黄色い〇)から始めてしまったのですが,ここは赤丸からスタートするだけで良かったかな,と思っています。

口金から下の部分を描きます。
黄色い〇(場合によっては赤丸からでもOKかと思います)と,中央から降ろした線(下の画像の青〇)をつなぎます。この長さはお好みで。今回は,口金のところから17cm降ろしたところにしました。
ただ繋ぐだけだと角度が急なので,黄色と青を繋いだ線の中心から,外側に1.5cmずらしたところを通り道とする点を打ちました。下の画像のオレンジの矢印です。
とにかく絵は苦手なので,正確に描けるようにこのようにしました。反対側も同様に。

これが型紙となります。
実際の裁断は,これに縫い代1cmを加えて行います。
表生地2枚,裏生地2枚。

今回は作り帯にした生地の残りを使いました。
大人用の六通帯だったのですが,なんとここにきて表生地が微妙に足りないハプニング。
仕方ないので,無地の部分がパールホワイトっぽかったのをいいことに,そちらも表に使うことにしました。
裏生地は何の変哲もない綿の生地です。見えないので扱いやすさを重視で。

これに接着芯を貼ります。
接着芯を貼ることで生地感がしっかりもしますが,端の処理をしなくてよいのでお勧めです。
下の画像は,接着芯を貼って,表生地同士・裏生地同士で中表に合わせた状態。
縫い止まりがわかりにくかったので,珍しく縫い代と一緒に書き込んでいます。
表生地は線より気持ち外側,裏生地は線より気持ち内側を縫い合わせるとよいそうです。

ハートのがま口バッグ 縫い方

ここから縫っていきます。
上記の要領で口金から下の部分を縫い合わせ,カーブの部分に切り込みを入れたら…

縫い代を割るように,縫い代をボンドで留めます。

表生地・裏生地それぞれ同じように処理をしたら,表生地だけオモテに返します。

リボンを付けて縫う

ここで,「リボンもつけてほしい」というリクエストに応えることに。
「布 リボン 作り方」と検索して出てくる方法でリボンを作ります。
縫い代込みで12cmの正方形の生地で本体を,同じく縫い代込みで幅3cm,長さは10cmくらいの生地を結び目に見立てることにしました。両サイドにつけるので2セット用意します。
今回は中に綿を少し詰めて,ふんわりした感じにしました。

ここで,先ほど表に返した表生地にリボンを当ててみます。
かわいいな,と思うところでリボンをしっかり持ち,針と糸で一思いに仕留めます。
表から見て見えないところに針を刺します。左右の羽の部分と,中央の結び目の部分の3カ所に刺せばたぶん大丈夫です。しっかり縫い合わせます。

2カ所にリボンを付けたら,出来上がりの位置関係と同じように,表生地の中に裏生地を入れ込みます。
口の部分を合わせて,5ミリの縫い代で縫い合わせます。
実際に口金と合わせてみて,口金から外れるところは,形を見ながら端が出ないように合わせてボンドで留めました。

口金の縫い付け方

がま口製作経験2回目にして縫い付け式の口金です。
とりあえず,ずれないように仕付け糸で何カ所か縫い合わせておきました。

使った糸は,持ち手のゴールドとも相性の良さそうなDMCのディアマント刺繍糸。筥迫にも使っているし,丈夫なので重宝しています。

縫い方がイマイチよく分からなかったのですが,最初と最後は返し縫いをして,縫い付け自体はいわゆる返し縫いの方法を取りました。そして,表に針を出すたびにパールを縫い付けてみました。

ゴールド×パール×ピンクで,

そこはかとなく漂うエビちゃんOL感…

ちょっと何言ってるかわかんないけど

かわいいからOK

きちんと縫い合わさっているか確認し,大丈夫だったら完成です。

終わりに

というわけで,今回の七五三は帯の生地でハート型のバッグが採用されました。

ある意味リバーシブルのようになりましたが,表情がいいように変わってこれはこれでありかも,と思うことにします。

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