こんにちは、マリッコです。
少し前に七五三の7歳用筥迫を試作しましたが、今回は房付きのちんころを試作してみたのでその紹介です。
ちなみに、ちんころはこういうもので、日本髪のアクセントとして付けられるものです。
筥迫の作り方はこちら。
材料
・生地(赤いほうはアンティークの帯揚げを使用しました)
・太めの毛糸
・房(自作する場合には絹糸。房自体も市販されています)
・細めの打ち紐(見えないところなので何色でも大丈夫かと)
作り方
市販のものを参考に、2サイズ作ってみました。
赤いほうは30センチ程度、黒地の柄のほうは50センチ程度です。
短いほうは蝶結びができません。
裁断
どちらも幅は5センチで、短いほうは35センチ、長いほうは50センチの長さで裁断します。
縫い合わせ
裁断したものを、中表にして縫い合わせます。
私はどちらもミシンで縫いました。
後でひっくり返すので、縫い始めと縫い終わりは返し縫をしておきます。
縫い代は0.5センチ程度にしましたが、太さはお好みで。
私はもう少し細くてもかわいいかな、と思いました。
ひっくり返して、毛糸を詰める
端を縫い終えたら、表に返します。
ループ返しを使用してもよいですし、私のように持っていない人は割りばしでも大丈夫です。
中に毛糸を詰めていきます。
アクリルの太い毛糸を使用しました。
透けたりする生地でなければ、何色でも良いと思います。
出来上がりの長さに毛糸を出します。
ループ状になるように、折り返して重ねました。
今回は6本分の太さになるようにしていますが、これもお好みで。
ループになっている部分は切りません。
毛糸の、ループになっている部分をまとめて糸通しに通し、中に詰めていきます。
房(タッセル)を作る
上で紹介した既製品を使用する場合は飛ばしてください。
なお、既製品でも房の頭に紐や金具が付いているもののほうがやりやすいと思うので、これから選ぶというときにはここに注意してください。
好きな長さになるように、厚紙で型紙を作ります。
今回は全長3.5センチになるように作りました。(その場合には3.5センチの長さの厚紙を用意する)
その厚紙に、絹のミシン糸を巻き付けていきます。
両サイド同じ大きさになるように、巻き付ける回数は同じにします。
今回は150回巻きました。
巻いたら、上の方に打ち紐を通し、1回縛ってから型紙から外します。
打ち紐はもう1度、固結びをしておきます。
その後、同じミシン糸で、結び目から少し下のところをぎゅっと結びます。
10回くらい巻き付けてあります。
縛る前に、糸の流れを整えてあげるとよいです。
結んだ紐はそのまま流します。
下のループになっているところを切り離します。
最終的な長さは、蒸気を当てたり、紙でくるんで糸の流れを落ち着かせてから切ると良いと思います。
ちんころに房を付ける
本体に房を付けていきます。
本体の中の毛糸のループの部分に、房の上の糸を通して、かた結びをします。
房の頭の部分だけが出るように、中身を押し込みます。
ちんころの先端部分は、1センチほど中に折り込みます。
口を閉じていきます。
糸は2本どりです。普通の手縫い糸を使いました。
内側に折った部分にだけ針を通すようにして、1周並み縫いをします。
1周縫ったら、ぎゅっと糸を引き締めます。
抜けないように、小さな針目で反対側に糸を回したりしました。
最後は玉止めをして、目立たないところから糸を出してから切ります。
両方同じようにして、完成です。
アレンジ
アレンジというほどのものではないですが、最近ではUピンを刺すのがスタンダードなようです。
長いものと短いものを一緒に使うのであれば、もう少し短いほうを短くしたほうがバランスはよさそうです。
おわりに
ちんころを作ってみたお話でした。
もう少し細く作ったほうがかわいいかな、と、個人的には反省点が残ります。笑