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3歳女児の七五三 袷着物を作った話

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こんにちは、マリッコです。
3歳女児の袷(あわせ=裏地付き)の着物を手作りしたお話を。

他のアイテムはこちら。
少しずつ追記していっています☆

【追記】
2022年,7歳用のあわせ着物を作成しました。
3歳のこちらの記事は,実はブログを始める前に作成したものなので,もしよければ新しいほうもご参照ください。

先に、完成形はこちら!

表生地は正絹で、大人用の小紋のリメイクです。
どうしても菊がいっぱいついた模様にしたく。

裏地の、赤い部分は祖母から譲り受けた、おそらく「紅絹裏(もみうら)」という種類の生地。
ピンクのほうも貰い物です。

作り方

作っていきます。
子どものものでも、裁断や印付けには意外と広いスペースがあったほうがやりやすいです。

はじめてでも縫える こどものきもの」(林ことみさん著)を参考に作っていきます。

印付け&裁断

表地を裁断したところです。

新品の生地を使う方は問題ないですが、「大人着物からのリメイク」で作る方は

大人の着物の袖の長さ<子どもの振袖の袖の長さ」のことが多いので注意してください。
90センチ用ですら、5センチ足りませんでした。

今回、この袖の長さは大人の袖の長さのまま使ってもMAXが50センチで、
お手本だと90センチ用でも55センチ。
120センチ用だと、袖が75センチの長さになるようなので、大分足りないかな、と思います。

胴裏をはぐ・おくみを縫う・背中心を縫う

胴裏の2種類の生地を繋ぎ合わせて、表生地と同じ形にしていきます。
画像は、胴裏をはいだものと表生地を重ねて置いているところ。

このあと、おくみ(本来は別につけるもののようですが、この本では前身頃をたたんで縫い、”おくみが付いている風”にしているよう。つまみおくみ、ともいうそうです)を縫い、
背中を縫い合わせます。

直線はミシンを積極的に使用しています。

最初はALL手縫いを目指していたけれど

手縫いの圧倒的下手さ加減に嫌気がさした

裏身頃・表身頃の脇を縫う 表身頃と後ろ身頃を縫い合わせる

表身頃、裏身頃を、それぞれ同じように作っていきます。

脇を縫い合わせて、アイロンで処理します。
(きせをかける)

ここで、裏身頃と表身頃を縫い合わせていきます。
前裾の端→裾の順で。
表と裏をよく合わせて(しつけておいても良いかも)、ずれないように気を付けます。

中綴じをします。
中綴じ→表と裏がずれないように、それぞれの縫い代を綴じ合わせること。

本の説明がちょっと難しい部分なので、ネット検索して理解しました。

袖を作る

袖を作っていきます。

袖の肩の山のところは、見失わないようにしつけ糸で印をつけておきます。

配置はこのようになります。

片方の袖が出来たところです。

左右で形が違うので(左右対称になる)気を付けます。

私がなかなか理解できず、最終的に本に書き込んだ注意書きはこちら。
①(p46の4)表袖と裏袖の振りを合わせ縫い合わせるところ→「中表で、前袖の表裏同士
②(p46の5)後ろ袖側を引き出しながら振りの部分を縫う→「後ろ袖の表裏同士

どことどこを縫い合わせればよいのかが分からなくなったら、一度仕上がりの形にしてみて、
そこから考えるのが早いかもしれません。

難しいパズルみたいで、

眠い時には特に理解不能でした

睡眠大事

両方の袖ができました。
左右対称になっているか確認します。

身八つ口を縫う

身八つ口を縫っていきます。
脇の上の、空いている部分です。

まず、あきどまりの部分は破けやすいので複雑に糸を渡して留めます。

その後、身八つ口の部分を、それぞれ表身頃と裏身頃で中表に合わせて縫い合わせていきます。

衿の下も縫い合わせていきます。

袖を付ける・裾を仕上げる

袖をつけていきます。
左右をよく確認してから付けてください。

ここでも、私が書き込んだメモをひとつ。
(p48の3)あき止まり位置では身頃と袖の縫い代幅を合わせて縫うが~のところ
→「表布同士、裏布同士

基本的に、縫い目が表に出てこないので、このあたりはとても縫いにくいし分かりにくい。
でもここが割とクライマックスのような気がします。

頑張って両袖を付けます。

左右で違うから、結局また悩む

落ち着いてがんばって

袖が付け終わったら、裾を仕上げていきます。

衿を付ける・かけ衿を付ける

衿をつけていきます。
表と裏がずれないように、面倒でもざくざくしつけをかけておきます。

衿をくけているところ。
針より右は縫い綴じてあり、左はまだ空いています。
表から糸が見えないように




かけ衿もかけます。黒い〇で囲んであるのがかけ衿です。

肩揚げ・腰揚げをする 紐を付ける

着る子どものサイズに合わせて、肩揚げと腰揚げを行います。
万が一!サイズがぴったりだったとしても、肩揚げは縁起物(「これから大きくなる」という意味もあるらしい)ので、1センチでも良いのでしたほうがよいそうです。

付け紐は市販のものを購入しました。
上になる左側の紐のところに、飾り縫いをします。
最後の真ん中のピロンと出ている糸は、あえて出しているものです。

完成&終わりに

(画像では揚げと紐付け前ですが)完成です。
本を読みながらやればだいたい同じようにできると思いますが、
私が実際やってみて理解が難しかったところなどをポイントに紹介しました。

本当に和裁は未経験なので、「気持ちが大事」という姿勢で臨んでいます。
お手柔らかに。。。

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